アーセナルに激震…財政難でスタッフ55名解雇 セスクら発掘の敏腕スカウトも退任か
コロナ禍による財政難で大量解雇 スカウトのガジガオ氏も含まれると英紙報道
今季のFAカップ王者アーセナルが新型コロナウイルスのパンデミックによる財政問題の影響からスタッフ55名の解雇に至った。スペイン代表MFセスク・ファブレガス(現モナコ)やU-23ブラジル代表FWガブリエル・マルティネッリらの逸材を発掘するなど長年チームを支えた敏腕スカウト、フランシス・ガジガオ氏も解雇となるようだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。
シーズン途中にクラブOBのミケル・アルテタ監督を招聘し、FAカップのタイトルを手にした今季のアーセナル。新型コロナウイルスの感染拡大による影響でマッチデー収入などが激減し、チームは深刻な打撃を受けていることから人件費の削減を余儀なくされている。4月には選手をはじめ監督、コーチングスタッフらも含むトップチームメンバーの給与12.5%カットを発表するなど、策を講じてきた。
しかし、コロナ収束の目処が立っていない現状から、クラブはさらなるコスト削減を決断。現地時間5日、フットボール・ディレクターのラウール・サンレヒ氏とマネージング・ディレクターのビナイ・ベンカテシャム氏連名の声明で、チームスタッフ55名の解雇を発表した。
英紙「デイリー・メール」によれば、この大量解雇の中には元キャプテンのMFセスクや右サイドバックのスペイン代表DFエクトル・ベジェリン、今季ブレーク中の19歳FWマルティネッリといった逸材を発掘し、クラブに連れてきたスカウトのガジガオ氏も含まれているという。同氏は10年以上にわたってチーム作りに貢献してきただけに、選手補強に大きな影響を及ぼす可能性は高い。
アーセナルは声明の中で、スタッフの55名の解雇について「コロナ後の世界に相応しい組織を作り、イングランドとヨーロッパのトップで競争できるだけのリソースを確保する」ことを目的とした、苦渋の決断だと明かしている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)