“ベンゲル解任論”を愛弟子が提言 「レスター、トットナムに優勝されたら…」

元イングランド代表ポール・マーソン氏が古巣アーセナルの指揮官に苦言

 英衛星放送局「スカイ・スポーツ」で解説者を務める元イングランド代表FWポール・マーソン氏は、古巣アーセナルが今季のリーグタイトルをトットナムやレスター・シティに奪われるようなことがあれば、アーセン・ベンゲル監督に言い訳の余地はなく、解任されてしかるべきと厳しく提言した。

 今季はマンチェスター・ユナイテッドや昨季王者のチェルシーが不振で、アーセナルにとっては無敗優勝を成し遂げた2003-04シーズン以来のリーグ制覇へ向けて、千載一遇の好機が訪れている。しかし、14日にレスターを終了間際の劇的な一撃で2-1と下しながらも、28日の試合でユナイテッドに2-3と敗戦。首位レスターとの勝ち点差が再び5と広がり、同じくロンドンを本拠地とする2位トットナムにも遅れを取るなど、近年課題の勝負弱さを払拭できていない。

 マーソン氏はアーセナルが優勝を逃せば、開幕前の補強を十分に行わなかった監督の責任は重く、言い逃れのできない事態だとして、現役時代に指導を受けた恩師に苦言を呈した。

「もし、マンチェスター・シティではなく、トットナムやレスターがリーグ優勝となれば、アーセン・ベンゲルは出て行く必要があるだろう。彼ら(アーセナル)は、アーセナルファンに対して、開幕前に新しい選手は必要ないと言った。しかし、それでレスターやトットナム相手にリーグタイトルを獲得できなければ、どのような理由で正当化すればよいのか分からない」

 

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