リーガ最高の左SBを巡りイングランドで争奪戦 所属元レアルはオファー次第で売却も
セビージャへ期限付き移籍していたDFレギロン、プレミアリーグのクラブが熱視線
今季セビージャへ期限付き移籍していたレアル・マドリードの元U-21スペイン代表DFセルヒオ・レギロンにチェルシー移籍の可能性が浮上している。今季“リーガ最高の左サイドバック”にも選ばれた23歳を巡り、イングランドのクラブによる争奪戦が繰り広げられそうだ。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
レギロンは今季セビージャで不動のレギュラーに定着。ラ・リーガで31試合に出場し、2得点4アシスト。大きな飛躍を遂げるシーズンとなった。投票で決まった今季の“リーガ最高の左サイドバック”にも選出されている。
レアルではスター選手の陰に隠れて出番が限られていたところから武者修行先のセビージャで大ブレーク。レギオンは今や有力クラブが熱視線を送る存在となっている。「スカイ・スポーツ」によれば、エバートンが獲得に興味を示していたのに続き、チェルシーも獲得レースに本格参戦したという。
チェルシーを率いるフランク・ランパード監督はスペイン代表DFマルコス・アロンソとブラジル代表DFエメルソン・パルミエリの2人に全幅の信頼を寄せているわけではなく、補強を望んでいる。そこでレギオンがレスター・シティのイングランド代表DFベン・チルウェルと並ぶ有力な補強候補として浮上しているようだ。
所属元のレアルもレギオンを高く評価しているものの、同ポジションにはブラジル代表DFマルセロとフランス代表DFフェルラン・メンディを要しており、選手層は厚い。資金捻出のために選手売却が必要になっていることから、要求を満たすオファーがあれば応じることなりそうだ。
レギオンは先日、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(バルセロナ)やアルジェリア代表MFリヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ)らスター選手を多く顧客に抱え、サッカー界で大きな影響力を持つキア・ジューラブシャン氏と代理人契約を交わした。レアルの下部組織で育った逸材が23歳で大きなステップアップを予感させている。
(FOOTBALL ZONE編集部)