ポチェッティーノ監督、バルサ監督就任に前向き 爆弾発言を反省「今なら言わない」
同じ町のエスパニョールで選手と監督を務めた過去
昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でトッテナムを初の決勝進出に導いたマウリツィオ・ポチェッティーノ氏は、昨年11月に監督を解任されてから現場に立っていない。バルセロナのキケ・セティエン監督の後任候補としてリストアップされるアルゼンチン人の監督は、かつては否定的だったバルサの監督就任も、前向きに考え始めているようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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ポチェッティーノ氏は、現役時代の2004年から2006年にかけてエスパニョールでプレーし、引退後の2009年から2012年には同クラブの監督に就任し、指導者のキャリアをスタートさせた。
エスパニョールは、バルサと同じくバルセロナを本拠地にしており、両クラブのライバル関係は強い。そのため、2年前にバルサの監督に就任する可能性を問われたポチェッティーノ氏は、「バルサの監督になるなら、経営している牧場の仕事をやる」と、エスパニョールのライバルクラブで仕事をする可能性は低いことを強調していた。
しかし、当時の発言について聞かれたポチェッティーノ氏は、特別な理由があったと説明している。
「当時の話を正しく説明しないといけない。あの年、バルセロナを訪ねた時、バルトメウ会長とバーで会ったんだ。私たちは子供を同じ学校に通わせていたこともあり、5分間ほど話をした。それによって噂が出始めていた。それを落ち着かせるために、ああいう発言をしたんだ。バルセロナに対して、敬意を欠いたわけではないよ」と、話している。
そして、「今の自分があるのは、エスパニョールのおかげだ。でも、あのような発言を進んでするほど、愚かではない。今ならば、言わないだろう。何が起こるかは、誰にも分らないからね」と、かつては否定的だったバルサの監督就任にも前向きに話した。
ライバルのレアル・マドリードにリーガ・エスパニョーラのタイトルを奪われ、CLの結果が注目されるバルセロナ。その結果次第では、ポチェッティーノ監督の周囲が、騒がしくなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)