レアルFWベンゼマ、仏会長の称賛を「笑っちゃうね」と一蹴 関係修復は不可能か
レアルでは活躍も…2015年以降はフランス代表に招集されず
レアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマは今季、チームを3シーズンぶりのリーグ優勝に導いた。2016年以降はフランス代表に招集されていないベンゼマだが、フランスサッカー連盟(FFF)のノエル・ル・グラエ会長の関係はもはや修復できないようだ。
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ベンゼマは2015年、フランス代表でチームメートだったMFマテュー・ヴァルブエナを恐喝した事件に関与した疑いをかけられた。ル・グラエ会長はベンゼマの代表からの永久追放を否定したが、2012年から代表の指揮を執るディディエ・デシャン監督は、15年以降は一貫して彼を招集していない。ベンゼマはレアルで中心選手となりながらも、18年のロシア・ワールドカップ(W杯)のメンバーにも選ばれなかった。
W杯後にはル・グラエ会長とベンゼマの間で“舌戦”にも発展。しかし今回、ル・グラエ会長はフランスのテレビ局「RMCスポーツ」のインタビューで今季のベンゼマについて問われると、「すべての試合を見たわけではないが、彼はキャリアのなかで、最高のシーズンを過ごした」と、今季のリーグ戦で37試合出場21得点8アシストを記録したベンゼマを称賛した。
だが、ベンゼマの反応は冷ややかなものだった。会長のコメントを伝えた「RMCスポーツ」のツイートに反応し、「笑っちゃうね」と笑い泣きの絵文字を3つ付けて投稿した。
スペイン紙「マルカ」によると、レアルでのベンゼマの活躍を受け、フランス国内では代表に招集しないことを疑問視する声が増えてきているという。だが、今回の反応を見る限りでは、代表復帰の可能性はほぼゼロと言っていいのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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