“放出候補”のアーセナルMFエジル、王者リバプール戦の出場アピール「準備ができた」
今季リーグ戦18試合で1ゴール2アシスト、背中の問題で再開後は欠場続き
アーセナルの元ドイツ代表MFメスト・エジルは、クラブ最高となる週給35万ポンド(約4700万円)を得ているが、背中に問題を抱えているため、プレミアリーグ再開後は欠場が続いていた。現地時間15日にホームで今季のプレミア王者リバプールと対戦するなか、エジルは出場できる状態にあると自身のSNSを通じてアピールしている。
監督就任以降、ミケル・アルテタ監督はエジルを先発起用してきたが、今シーズンはリーグ戦18試合の出場で1ゴール2アシストの結果しか残せていない。リバプール戦に向けた公式サイトがアップした動画で、アルテタ監督は「メストの状況は以前と変わらない。彼が今シーズン再びプレーするか、分からない。現時点では状況は変わらないから、それが変わるかを見てみよう」と語っていた。
7月上旬のインタビューで、アルテタ監督は「アーセナルでプレーしたい選手は、100%自分たちのやり方にコミットしている必要がある。同じ船に飛び乗りたい者は、大歓迎だ。選手が準備できていて、互いに助け合い、共闘し、一緒にプレーすることを楽しめること。それが私の『同じ船に乗る』という意味だ」と、プレーできるかは選手次第と話していた。
そして、リバプール戦に向けてアーセナルの10番は自身のツイッターを更新。練習中の写真とともに「僕は準備ができた(I AM READY)」と投稿し、監督やファンに向けて、復活をアピールした。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、財政面で打撃を受けたクラブは、この数週間、背中の問題に悩まされて欠場の続いたエジルを放出候補としているという。また、アルテタ監督も来季のプランには入れていないと伝えられた。
現在、アーセナルはプレミアリーグで9位に位置しており、リーグ戦の結果で来季の欧州大会の出場権を得るのは困難だ。19日にはFA杯準決勝のマンチェスター・シティ戦が控えているなか、リバプール戦は一部の主力を外すのではないかとも報じられている。ここまで戦列を離れていたエジルにも出場機会が訪れそうな状況だが、アルテタ監督は就任当初に絶大な信頼を寄せていた10番を起用するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)