マンU黄金期DF、プレミアリーグ制覇後の“秘話”告白 「酒の匂いをさせながら…」

リオ・ファーディナンド氏がリーグ制覇後の戦いの難しさを語った【写真:Getty Images】
リオ・ファーディナンド氏がリーグ制覇後の戦いの難しさを語った【写真:Getty Images】

ファーディナンド氏、優勝後のメンタル的な難しさを指摘 「少し醒めた感じになる」

 今季のプレミアリーグ王者に輝いたリバプールは現地時間11日、第35節でバーンリーと対戦し1-1で引き分けた。優勝を決めた第31節終了時点では28勝2分1敗という驚異的な成績を残してきた一方、その後の4試合は2勝1分1敗。こうした状況を受け、かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーした元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は自身の経験と重ね、メンタル的な難しさを指摘した。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

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 11日のバーンリー戦で、リバプールは前半34分にスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンのゴールで先制。しかし、後半24分にバーンリーのFWジェイ・ロドリゲスに同点ゴールを決められて1-1で引き分け、2019年1月から続いたホームでのリーグ戦連勝記録も「24」でストップした。

 一時期の勢いに陰りが見られるリバプールの状況について、元ユナイテッドのファーディナンド氏は、リーグ優勝したチームには「燃え尽き」が起こりやすく、選手たちの気持ちが他に行きやすいと指摘。自身が味わった過去の経験を、英衛星放送「スカイ・スポーツ」に語っている。

「リーグ優勝した後、メンタル面で1パーセントか、2パーセント、燃え尽き症候群に陥ることは疑いようもない。すでに彼らにはないが、優勝後にチャンピオンズリーグの試合が続かない限り、通常は少し醒めた感じになる」

 さらにファーディナンド氏は、優勝決定後のあるエピソードも披露。戦闘モードから一転、スイッチが切れパーティー三昧になり、酒の匂いをさせながら練習や試合を含めたチームの活動に参加していたことも明かしている。

「ある試合で、ウェイン・ルーニーの横を走り去った時、彼に『おい、おまえ酒の匂いがプンプンするぞ』と言われて『そうなんだよ。1週間ずっと外に出ていたんだ』と答えたことがあった。当時は祝杯をあげていたからね。今ならば、自宅にいてZoom(オンラインミーティングサービス)で祝えるのかもしれないけれど、今と当時では違うからね。彼らは記録を破るために戦ったかもしれないけれど、次のタイトルを目指して戦う時とは、気持ちは違う」と、優勝後におけるメンタルコントロールの難しさを強調していた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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