リバプール、バイエルンMFチアゴは獲得せず? 海外報道「補強方針と相容れない」
29歳の年齢と40億5000万円の高額移籍金がネックか
プレミアリーグのリバプールはドイツ王者バイエルンからスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラを獲得するとの噂が浮上していたが、米スポーツ専門局「ESPN」は「クラブの補強方針と相容れない」と報じ、獲得の可能性が低いことを示唆した。
29歳のチアゴはバイエルンとの契約を2021年まで残すが、30歳を目前に新たなチャレンジを望んでいるとされ、今夏の移籍の噂が浮上。新天地候補としてリバプールの名前が挙がっていた。
そうしたなかで「ESPN」は、リバプールは財政面の理由からドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(→チェルシー)の争奪戦からも手を引いていたことを挙げ、今夏には注目度の高い選手を獲得する可能性が低いことを指摘している。
リバプールは引き続きチアゴへの関心を持ち続けているものの、獲得のためには選手を放出して資金を捻出する必要がある。しかし、ユルゲン・クロップ監督やスポーツディレクターのマイケル・エドワーズ氏は主軸選手たちが来季もそのまま残ることを確信しているという。つまり、大型移籍が起こる可能性は低いようだ。
記事では、「元バルセロナのスターは、29歳という年齢とバイエルンの3000万ポンド(約40億5000万円)という評価額から、長期的な価値のある選手を獲得するというクラブの方針とは相容れない」とリバプールの補強方針とチアゴがマッチしていないと指摘している。
24歳と将来性豊かなヴェルナーの争奪戦からも撤退したリバプールが、29歳とベテランの域に差し掛かりつつあるチアゴの獲得に動く見込みは薄いと見られている。
チアゴと同ポジションの攻撃的MFでは、一部で放出候補とも言われていたギニア代表MFナビ・ケイタとティーンエイジャーのMFカーティス・ジョーンズにクロップ監督が信頼を寄せているという。あえて補強に動かずとも戦力的にも十分だと考えているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)