「次の10年でワールドクラスの選手に」 殊勲の久保を現地絶賛「確信を積み上げていく」
久保がレバンテ戦で追加点を奪取 マジョルカは貴重な勝利を掴んで残留に前進
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間9日、リーガ・エスパニョーラ第35節のレバンテ戦に先発出場し、試合終了間際に追加点を決めて2-0の勝利に貢献した。殊勲の久保にスペインメディアは「次の10年でワールドクラスの選手になると約束されている直感を確信へと変えていく」と称賛を送っている。
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降格圏の18位に沈むマジョルカにとって、レバンテ戦は勝ち点3が求められる正念場となったが、久保は11試合連続となる先発を飾った。試合は前半40分にFWクチョ・エルナンデスがヘディング弾を叩き込み、先制点を奪う。後半はレバンテに押し込まれる展開が続いたが、日本人アタッカーが決定的な仕事を果たす。
1-0で迎えた後半39分、ハーフウェーライン付近でボールを受けた久保がドリブルを開始。対峙した相手DFを巧みなステップワークで振り切ると、そのまま右足を一閃。相手GKのセーブに弾かれてしまうが、マジョルカがボールを拾ってつなぎ、MFサルバ・セビージャが詰めたこぼれ球に久保がいち早く反応して押し込んだ。
攻め込まれていたなかで勝利を決定づける値千金の追加点に、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「久保を擁するマジョルカは永遠にしがみつく」と残留争いを演じるうえで重要な勝利となったと取り上げ、「久保は試合を重ねるごとに、次の10年でワールドクラスの選手になるという確信を積み上げていく」と惜しみない賛辞を送っている。
マジョルカは18位と順位は変わらないものの、試合は残り3試合で17位アラベスに勝ち点3差まで迫っており、残留に向け十分なチャンスを残している。逆転残留に向け、久保の活躍が鍵を握るのは間違いないだろう。
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