居場所を失うエジル、アーセナルからの移籍計画? アメリカかトルコ行きと英紙報道
今季公式戦の出場はわずか23試合、プレミア再開後は一度もピッチに立てず
アーセナルで出番を失っている元ドイツ代表MFメスト・エジルが、来年の契約満了をもって退団し、自身のルーツがあるトルコかアメリカへ移籍する可能性が浮上している。英紙「ザ・サン」は、エジルが将来的なキャリアプランを親しい友人に打ち明けたと報じた。
「エジルはアーセナルからの脱出を計画。契約満了後にアメリカかトルコへの移籍のみを検討すると友人に話した」
エジルの去就問題について、同紙はこのような見出しで報じた。ウナイ・エメリ元監督時代から徐々に出番を減らしていたエジルだが、ミケル・アルテタ監督に代わってからもなかなか出番は訪れていない。
今季の公式戦出場はわずか23試合で、6月にプレミアリーグが再開して以降は一度もピッチに立っていない。ここまで1得点3アシスト。かつて「アシストキング」とも称された男が、その精巧なラストパスを披露する機会もめっきり減っている。
クラブでの居場所を失いつつある背番号10には移籍の噂が絶えない。新型コロナウイルスの感染拡大による財政的な問題により、クラブは週給35万ポンド(約4700万円)を受け取るエジルを放出候補にしているとも言われている。
そうしたなかでエジルはアーセナルを退団した後のキャリアについて考えを巡らせており、自身のルーツがあるトルコか“スポーツ大国”アメリカ行きを望んでいるという。
ただし今季終了後に退団する意思はなく、契約最終年となる2020-21シーズンの内容をもって最終的な決断を下すとされている。その後に移籍する場合の新天地としてトルコかアメリカに絞っているということのようだ。
高額のサラリーに見合う活躍ではないとしてクラブ幹部からはエジルに対する不満が募っているとも伝えられているが、果たして31歳のレフティーは来季もアーセナルに残るのか。今後の動向に注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)