バイエルンDFアラバ、契約満了1年前での決断は? 移籍ならシティが真っ先に名乗りか
バイエルンのルンメニゲCEOは放出するなら移籍金の発生する今夏を希望
バイエルン・ミュンヘンのオーストリア代表DFダビド・アラバは、2021年でクラブとの契約が満了を迎える。プレミアリーグの複数クラブから関心を持たれているアラバの現状を、英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
アラバは長年にわたり、バイエルンの左サイドバックとして活躍してきた。しかし、今季はカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスが台頭したことで、ハンジ・フリック監督はアラバをセンターバックで起用。かつてジョゼップ・グアルディオラ監督の時代にも同ポジションをこなしていたアラバは、その万能性を発揮して、チームの守備をまとめている。
バイエルンにとってアラバは不可欠な存在だが、その契約は2021年までとなっている。カール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、「私たちは来夏、フリートランスファーで選手を放出したくない。その点については明確にしておく」として、放出するならば移籍金を得られる今夏を望んでいることを明らかにしていた。
そんななか、「デイリー・メール」は、アラバがバイエルンを離れることを決断すれば、グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティは真っ先に獲得に乗り出すと予測。さらにチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドのプレミア勢に加え、レアル・マドリードとバルセロナというスペインのビッグ2も、獲得に乗り出す可能性が伝えられている。
2008年にバイエルンの下部組織からトップチームに昇格したアラバは、これまで公式戦382試合に出場してきた。今季途中から就任したフリック監督の下でのプレーについて、アラバはドイツ紙「キッカー」で「これまでと違う形でチームをリードできるから、選手としても成長できたと感じている」と語っており、残留の可能性も決して低くはないようだ。
ワールドクラスの実力を備えるアラバは、どのような決断を下すのか。今夏の移籍市場では注目されるポイントになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)