元プレミア得点王ベルバトフ、マンUでの初タイトルを回顧 「彼らは優勝に慣れてた」
2008-09シーズンの優勝は当時のメンバーにとっては“当然”とベルバトフは説明
かつてプレミアリーグ得点王にも輝いた元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフ氏が、英紙「デイリー・スター」でマンチェスター・ユナイテッド時代を回想。リーグ初優勝を果たした後のパーティーが退屈すぎて寝そうになったと明かした。
ベルバトフ氏は2008年にトッテナムからユナイテッドへ移籍し、12年まで“赤い悪魔”の一員としてプレー。リーグ優勝2回を飾り、2010-11シーズンには得点王(20ゴール)にも輝いたが、卓越したフィニッシュ力だけでなく、華麗なボールさばきでもファンを魅了した。
ベルバトフ氏は、ユナイテッド初年度である2008-09シーズンにリーグ優勝した時のことを振り返っている。
「チームメイトらと初めて優勝パーティーをした時のことを覚えている。タイトルが決まった後にマンチェスターのパブに行ったんだ。ギタリストがいて、みんな席に座って何杯か飲んだが、私は寝落ちしそうになったよ。午前2時には自宅のベッドで寝てた。最初は信じられなかったよ。もしブルガリアだったら、シャンパンを浴びまくっているだろうからね」
ただ、しばらくしてから、“退屈”なアフターパーティーの理由が分かったという。今季プレミア制覇を果たしたリバプールの選手たちが“盛大”に祝ったことも引き合いに出している
「ユナイテッドの選手は皆、優勝が当たり前だった。特に新しいことでもなく、慣れていたんだ。リバプールは30年ぶりなのだから、彼らにとって特別だったんだ。クレイジーになるのは当たり前さ」
ベルバトフ氏が初優勝を飾った当時のユナイテッドは、名将アレックス・ファーガソンの下でクラブ史上最強だった時代。2008-09シーズンは3連覇を達成したシーズンで選手たちにとってはベルバトフ氏の言う通り、優勝が「当たり前」だったのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)