“現役最強”DFファン・ダイク、リバプール移籍の理由を告白 「最も重要視したのは監督」
マンチェスター・シティやチェルシーからアプローチがあるなかでリバプールを選択
オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは、ユルゲン・クロップ監督の存在がリバプール移籍を決めた最大の要因だったと明かした。マンチェスター・シティやチェルシーからの誘いもあったなかで、ドイツ人指揮官を「最も重要」と称した。英紙「デイリー・メール」が報じている。
ファン・ダイクは2018年1月にサウサンプトンからリバプールに渡った。移籍金7500万ポンド(約101億円)は当時のDF史上最高額を記録。すぐにチームにフィットし、多額の資金を投じたクラブの期待に応えた。2019年度のバロンドール投票ではバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに次ぐ2位に入り、世界最高のDFとの評価を不動のものとしている。
リバプール移籍前には同時にマンチェスター・シティやチェルシーといったビッグクラブからのアプローチもあったというファン・ダイクだが、そのなかでもリバプールを選んだのはクロップ監督の存在が最大の要因だったという。
「チェルシーやマン・シティに行くチャンスもあった。いくつかのクラブを比較する時には歴史や街、その時のスカッドや直近の将来に向けたプランなどを見る。でも、僕が最も重要視していたのは監督だ。僕がリバプールを選んだ最も重要な理由はユルゲン・クロップだった」
ファン・ダイクにとってはジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるシティやアントニオ・コンテ監督(当時)のチェルシーよりも、クロップ監督のいたリバプールが魅力的だったという。
オランダ代表DFはクロップ監督が「特別な何かを持っている」とし、その“何か”の正体は「マン・マネジメントにあると思っている」と言及。ドイツ人指揮官が持つ“人心掌握力”こそが他の監督にはない唯一無二の強みだと主張した。
「クロップは僕らに素晴らしいフィーリングを与えてくれる。彼は毎朝クラブにやってきて、本当に楽しそうにしている。それだけではちょっとおかしく聞こえるかもしてないけど、選手としてはとても刺激を受けている」
クロップ体制5年目のリバプールは昨年のUEFAチャンピオンズリーグ制覇に続き、今季は30年ぶりのリーグ制覇を達成。指揮官を信じてついてきたファン・ダイクは、自身の決断が正しかったことを証明する確かな結果を手にした。
(FOOTBALL ZONE編集部)