レアル、タイトル獲得でもボーナスなし コロナ禍の余波で最大1.2億円は“幻”に

リーガ・エスパニョーラとCLの2冠に期待がかかるレアル・マドリード【写真:Getty Images】
リーガ・エスパニョーラとCLの2冠に期待がかかるレアル・マドリード【写真:Getty Images】

二冠に輝いた2016-17シーズンは1億2000万円ものボーナスが発生するも…

 レアル・マドリードはジネディーヌ・ジダン監督の下でリーグ戦再開後全勝と好調で、3シーズンぶりとなるリーガ・エスパニョーラ覇権奪回が視野に入ってきた。8月に控えるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を含めた2冠にも期待が懸かる一方で、タイトルを獲得した場合でもボーナスは発生しないとスペイン紙「マルカ」が報じている。

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 新型コロナウイルス禍における3カ月余りの中断は、試合を戦うレアルの現場にはプラスの方向に出ている。それぞれ重傷を負って長期離脱したベルギー代表MFエデン・アザール、スペイン代表MFマルコ・アセンシオが戦線復帰を果たし、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、クロアチア代表MFルカ・モドリッチといった主力からブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールら若手も噛み合う好循環にあるからだ。

 しかし、その一方で、無観客試合が続くことなどはクラブの経営面では大きな打撃を与えている。選手側はすでに中断期間中に今シーズンの給与10%カットに同意しているが、「マルカ」紙によるとリーガやCL優勝によって得られるボーナスがないことも強調している。

 両方を制して2冠に輝いた2016-17シーズンには100万ユーロ(約1億2000万円)ものボーナスが発生したことに比べれば、レアルのようなメガクラブでも厳しい状況に置かれていることが明確だ。それでも特殊な環境下で開催されている公式戦でタイトルを奪うことこそが、ジダン監督率いるチームにとっての何よりも大きな名誉となるのだろう。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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