アーセナルMFエジル、“経済的理由”で去就問題再燃 コロナ禍で高額年俸が大きな負担に

アーセナルMFメスト・エジル【写真:Getty Images】
アーセナルMFメスト・エジル【写真:Getty Images】

週給4600万のエジル、昨夏に続いてクラブが放出を模索か

 アーセナルは経済的な理由から今夏の移籍市場で元ドイツ代表MFメスト・エジルの放出を希望していると米スポーツ専門局「ESPN」が報じた。一方で、エジルは残り1年となる契約を全うすることを望んでいるという。

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 2013年にレアル・マドリードからアーセナルに移籍したエジル。現在の契約は2021年6月末までと残り1年となっている。ウナイ・エメリ前監督の下では“戦術的理由”でスタメン落ちの機会が増え退団の噂も過熱したが、ミケル・アルテタ監督の就任で状況は一変していた。

 しかし、アーセナルは新型コロナウイルスのパンデミックによる経済的理由から週給35万ポンド(約4600万円)というチーム一の高給取りであるエジル放出の可能性を模索しているという。昨夏も同様の理由でエジルの移籍が取り沙汰されていたが、買い手となるクラブが見つからずに残留していた。

 来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得も難しい状況にあり、財政の圧縮が必要な状況でエジルの高額年俸が大きな負担になっていると考えるクラブ幹部もいると伝えられている。

 エジルは再開初戦となった17日のマンチェスター・シティ戦(3-0)でメンバー外となった。ただし、これについてアルテタ監督はコンディションが万全ではなかったと説明し、構想外になったわけではないことを強調していた。報道によれば、エジルは来年6月の契約満了までアーセナルでポジション争いに挑む構えだという。

 コロナ禍での経済的打撃がエジルの去就問題に波紋を広げている。今夏もその動向が注目されることは間違いなさそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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