浦和MF長澤和輝、“無観客”への展望語る 「映像で支えてくれることを自覚して…」

浦和レッズMF長澤和輝がオンライン取材に対応【※画像はスクリーンショットです】
浦和レッズMF長澤和輝がオンライン取材に対応【※画像はスクリーンショットです】

13日に控える町田とのトレーニングマッチを前に取材に応じる

 浦和レッズで今季から副主将を務めるMF長澤和輝が映像通話アプリを使用した取材に対応し、13日に開催する町田ゼルビアとのトレーニングマッチや現在の社会情勢におけるプロサッカー選手が果たすべき役割などについて話した。

 浦和を含むJ1クラブは2月にルヴァン杯とリーグ戦を1試合ずつ消化した後に新型コロナウイルスの感染拡大により公式戦が中断。その後、各クラブが活動を停止していくなかで在宅での個別トレーニング期間を経て、緊急事態宣言の解除を受けて全体練習などは始まっている。J1が7月4日、J2とJ3が6月27日に再開することが決まったなか、浦和にとっては中断後初の対外試合がこの町田戦になる。

 再開後の数試合が無観客試合で開催されることが確実視されるなか、13日のトレーニングマッチも無観客で行われるだけにシミュレーションの場にはなる。浦和というクラブの特徴を挙げた時に必ず要素になる大観衆による応援は得られない状況になるが、長澤は「フルピッチでもそこまで多く練習をやっていない。合わせないといけないことも多いけど、怪我せずコンディションを上げながら勝敗にこだわりたい。無観客での公式戦は経験がなく、どんな雰囲気かはつかみづらい。明日の試合で実際に公式戦をイメージして、スタジアムの入りからイメージしていきたい。多くのサポーターがスタジアムではないながら、映像で支えてくれることを自覚して責任を持ってプレーしていきたい」と話した。

 そして、この通常通りの活動ができない期間、長澤はSNS上でのハッシュタグを使用して医療従事者に向けたメッセージ送ることにも取り組んだ。そうした行動の根底には、専修大学からブンデスリーガのケルンに入団してプロ選手としてのキャリアをドイツでスタートしたなかで、感じさせられたこともあるのだと話している。

「もともとアマチュアからプロに入った1年目がドイツで、基盤を作ったという意味では海外。試合の数日前に選手たちが車に乗り合って移動して、1時間くらい子供たちにサッカーを教えることもあった。コンディションを考えるとどうなのかと考えたこともあるけど、選手たちもみんな笑顔で、これが価値なんだという話を聞いて感銘も受けた。ピッチ上だけでなくプラスアルファで何ができるか。クリスマスに小児科病棟にサンタの格好をしてプレゼントを持っていったこともある。社会との関わりがサッカー選手には大切だと肌で感じた」

 そうした経験や思いがあるからこそ、長澤は「選手はそれぞれ、この機会にできることをやったと思う。サッカー選手という職業がプレー以外でもどういうものか考える良いきっかけになったと思うし、より良いJリーグ、浦和レッズになっていければ」と、社会の中でサッカー選手が果たすべき役割や存在意義が問い掛けられたという捉え方もしている。

 試合は浦和の公式YouTubeチャンネルで生配信され、視聴者参加型の「ギフティング(投げ銭)」企画も行われる。映像を通してではあるものの、選手たちがピッチ上で戦う姿を見られる日常が近付いてきている。そのなかで、「社会の中で一端を担うという強い気持ちを持って戦っていければ」という思いを持つ長澤のプレーに注目したいところだ。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)


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