クロップ監督は南野&オリギに期待? リバプール、ヴェルナー獲得断念で“サブ組”注目
2021年のアフリカ・ネーションズ杯にサラーとマネが参加すれば控え組の奮起が必要
リバプールは、RBライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの獲得から手を引いたとされる。チームを率いるユルゲン・クロップ監督は来季、現状控え組の日本代表MF南野拓実やベルギー代表FWディボック・オリギに信頼を置きたいと考えているようだ。英紙「イブニング・スタンダード」が報じた。
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リバプールは今夏のアタッカー補強としてヴェルナーの獲得に動いていたと伝えられていた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によるリーグ中断を受け、財政的に大きな打撃を受けたこともあり、獲得レースからは撤退。現地時間4日はチェルシーがヴェルナー獲得で大筋合意に達したと英メディアが一斉に報じた。
リバプールの前線にはエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノというお馴染みの3トップが君臨しているが、長いシーズンを戦ううえではそのバックアッパーの存在も重要となる。ヴェルナー獲得の可能性が低くなった今、期待されるのが南野やオリギら控え組の奮闘だ。
記事では、「このドイツ人指揮官は来季、南野拓実やディヴォック・オリギを含めたフリンジプレーヤー(当落線上の選手)たちに頼りたいと考えている」と指摘。来年2021年1月から2月にかけてはアフリカ・ネーションズカップが開催される予定で、サラーとマネがシーズン途中にチームを離れる可能性もある。そうなれば、クロップ監督がバックアッパーの南野やオリギをより積極的に起用することになりそうだ。
ただし、貴重なアピールの機会にもなる一方で、当然ながら不動のレギュラー陣と比較されるという意味では、選手にとって大きな試練にもなりうる。記事でも「この期間(アフリカ・ネーションズカップ)はバックアップメンバーにとって重要なテストになるだろう」と記されている。
新型コロナウイルスの影響により、加入間もなくしてシーズン中断のアクシデントに見舞われた南野。その余波は今後も続いていきそうだが、来季は今季以上にアピールのチャンスを手にすることになるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)