R・カルロス、“10分”でレアル移籍の秘話暴露 インテル会長に直訴→即決定「何とも驚いた」

レアル移籍初期のロベルト・カルロス【写真:Getty Images】
レアル移籍初期のロベルト・カルロス【写真:Getty Images】

ロベルト・カルロスがレアル加入時、驚きの秘話を明かす

 ヨーロッパ各国リーグが新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって中断されている現在、かつてのレジェンドたちが現役時代の様々な秘話を明かしている。レアル・マドリードやブラジル代表で長年左サイドバックとして活躍したロベルト・カルロス氏はFIFA公式のインスタグラムで、“たった10分でのレアル加入”について明かしている。

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 まるでウイングのような俊足とドリブル突破で果敢にオーバーラップを仕掛け、プレースキックでは超強烈な左足キックから放たれたボールがゴールを襲う。

 フランス・ワールドカップ(W杯)のプレ試合として行われたフランス戦であり得ない軌道のカーブで叩き込んだFK弾について「ボールの重さがそんなになかったので、僕にとってはちょっと簡単だったね」と語るなど、サイドバックの概念を変えた立役者と言っても過言ではない“ロベカル”だが、1995-1996シーズンに1年だけインテルに所属した後、96年夏にサンチャゴ・ベルナベウを本拠としたレアルの一員となった。

「インテル時代、彼らは僕をウイングやストライカーで起用して、活躍したね。大きな問題は、最初の7試合で7ゴールを決めちゃったんだ。それ以降彼らは僕を前線において、かなり苦しんだね」

 あまりにも高すぎる攻撃性能が本職ではないポジションでの起用となったわけだが、そのシーズンを経て当時のインテル会長であるマッシモ・モラッティ氏とのやり取りをこう明かす。

「僕は会長に『コパ・アメリカがあるし、サイドバックでプレーしたいから、僕はここでプレーできないな』と話したんだ。何とも驚いたことは、その日にもう(当時のレアル会長である)ロレンツォ・サンツ会長とのミーティングの場が設けられて、10分後にはその場を離れてレアルに加入したんだよ」

 今では考えられない“即決即断”の移籍だが、インテルとレアルの会長間でこれだけスムーズな連絡がなければ、銀河系軍団で輝くロベカルの姿は見られなかったのかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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