マンU、“200億円FW”ケインの獲得断念か コロナ禍で打撃、資金捻出が困難と英紙報道

トッテナムFWハリー・ケイン【写真:Getty Images】
トッテナムFWハリー・ケイン【写真:Getty Images】

スールシャール監督が獲得望むも…クラブの収入減で暗雲

 世界中に拡散した新型コロナウイルスの影響は、主要な欧州各国リーグもストップさせている。今季のリーグ再開の目途は立っていないが、来季に向けた移籍市場にも影響を与えることになりそうだ。英紙「ガーディアン」は、マンチェスター・ユナイテッドが、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインの獲得を見送ると報じている。

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 今季のプレミアリーグで得点力に課題を残しているユナイテッドは、来季に向けてストライカーの獲得が必要とされていた。そこで今夏の移籍市場ではケイン獲得を目指していたが、新型コロナウイルスの影響により収入が減少。ケイン獲得に必要とされる巨額の移籍金を捻出することが難しくなったという。

 オレ・グンナー・スールシャール監督は、これまでトッテナムで決定力を示してきたストライカーの獲得を望んでいた。また、アカデミーからトッテナムで育ったケインも、クラブが正しい方向に進んでいなければ移籍も辞さないと明言していた。

 しかし、ケインとトッテナムの契約は2024年までとなっており、契約解除のためには1億5000万ポンド(約200億円)が必要と言われている。新型コロナウイルスの影響を受けたユナイテッドにとって、この金額は支払いきれないものだという。

 プレミアリーグは、再開の時期について、最良のシナリオでは6月13日、14日とし、最悪のシナリオを10月以降の再開に設定している。しかし、試合を無観客で行うことになればチケット収入は得られない。さらに試合そのものが行われなければ、放送権料も入ってこないことになる。

 ユナイテッドは、プレミアリーグのホームゲーム4試合、アウェーゲーム5試合を残しているだけでなく、ホームで開催されるUEFAヨーロッパリーグのラウンド16第2戦も延期されている。欧州サッカー連盟(UEFA)は、8月中には欧州の大会を終えたいとの意向を示しているが、すべての状況は不透明と言わざるを得ない状況が続いている。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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