日韓W杯“優勝監督”が明かす秘話 「最も重要な選手だった」と称賛したのは?

日韓ワールドカップ当時のスコラーリ監督【写真:Getty Images】
日韓ワールドカップ当時のスコラーリ監督【写真:Getty Images】

ブラジル代表が「3R」を中心に5度目の優勝 スコラーリ監督が18年越しの告白

 指導者として数多くのタイトルを手にしているルイス・フェリペ・スコラーリ氏は、2002年の日韓ワールドカップ(W杯)でブラジル代表を率いて優勝に導いている。当時を振り返ったスコラーリ氏は「リバウドが最も重要な選手だった」と語り、当時の10番に関するエピソードを明かした。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が報じている。

 ジュビロ磐田でも指揮経験があるスコラーリ氏は、様々なチームを率いて多くのタイトルを獲得している。そのなかでも2002年に開催された日韓W杯のタイトルを得て、世界的な名声を手にした。

 日韓W杯でのブラジル代表は、当時インテルに所属していたFWロナウド、当時パリ・サンジェルマンに所属していたFWロナウジーニョ、その年にバルセロナからミランへ移籍するFWリバウドの前線3人が「3R」と呼ばれ大活躍。横浜で行われた決勝でドイツを2-0で破り、5度目の栄冠に輝いた。

 ブラジルでは12日にそのドイツとの決勝戦が再放送された。それに合わせ、ブラジルのラジオ局「ラジオ・ガウショ」が当時の監督だったスコラーリ氏に取材。同氏が当時のエピソードを明かしている。

 準々決勝でイングランド代表と対戦したブラジル代表は、リバプールなどで活躍したFWマイケル・オーウェンの得点で先制を許したが、前半終了間際にリバウドのゴールで追いついた。後半に入り、ロナウジーニョが逆転弾を決めたが、後半12分に退場となってしまった。この時にスコラーリ監督は、システム変更などのテコ入れを考えたという。しかし、リバウドが「その必要はない。私が守備のために戻りましょう」と発言。10番を背負ったリバウドに頼ってそのまま2-1で逃げ切ったことを明かし、「リバウドは戦術的に最も重要な選手だった」と称賛している。

 また、1-0でトルコを下した準決勝後のエピソードも明かしている。埼玉スタジアムで行われた準決勝後、すぐに横浜へ戻って選手の回復に努めた。その後、選手たちが長期間にわたる旅の疲れを癒すためにビールを2ケース頼みたいと主張してきたという。その時にスコラーリ監督は、「2ケースだけか? それは少なすぎる! 君たちは5ケースに値する」と言って追加発注し、選手たちを労ったことを明かした。

 いずれもバロンドールを獲得して世界一の選手と称された「3R」の面々だが、2002年はW杯でも得点王を獲得したロナウドが2度目のバロンドールを獲得した。スコラーリ監督はそんなロナウドよりもリバウドのほうが重要だったと明かし、18年越しにブラジル国民に驚きを与えている。

(Football ZONE web編集部)

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