「奇妙なことに…」 Jリーグ外国人監督が“日本サッカーの対応”に疑問「文化が違う」

練習試合などが行われた日本の状況は外国人監督には異質に映ったようだ(写真はイメージ)【写真:荒川祐史】
練習試合などが行われた日本の状況は外国人監督には異質に映ったようだ(写真はイメージ)【写真:荒川祐史】

今季から今治に就任したリュイス監督 「親善試合とトレーニングを継続してきた」

 今季からJ3に参入したFC今治はスペイン人のリュイス・プラナグマ・ラモス監督を招聘した。3月8日に開幕戦を控えていたが、新型コロナウイルスの影響で延期の措置が取られた。そんななか、リュイス監督はスペイン大手紙のインタビューに応じ、日本やJリーグの現状について語っている。

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 中国・武漢が発生源とされる新型コロナウイルスは、日本を含め、全世界で猛威を振るっている。J1とJ2の開幕戦は2月に消化されたが、直後にリーグ中断。感染が拡大し続けているため、Jリーグは4月下旬から5月上旬に予定していた各カテゴリーの再開を白紙に戻すことも発表した。

 J3に関しては3月第2週目に行われる予定だったため、開幕戦を迎えることはなかった。今季から参入の今治も開幕戦となるFC東京U-23戦を3月8日に控えていたが、新指揮官として招聘したリュイス監督の初陣はお預け。そんななか、スペイン紙「マルカ」のインタビューに応じ、新天地となる日本の現状について語っている。

「日本では緊急事態宣言が発令されたが、大都市のみだ。ただ、自宅に閉じ込められることを強制されたりはしない。それでも、買い物に出かけたり、誰かに会ったりなどはせず、安全な距離感を保っている。クラブとしても全員が在宅に努め、可能な限り我慢することを決めた」

 一方、Jリーグクラブは中断期間でも一部クラブは全体トレーニングを継続し、親善試合も行っていたが、「奇妙なことに、Jリーグのクラブはこの1カ月半の間、リーグはないが、親善試合とトレーニングを継続してきた」と口にし、サッカー自体が中止とならなかった状況に疑問を呈していた。

 それでも、「この国は文化が違う。スペインではハグしたり、多くの接触が習慣だ。この国はそうではない」と説明し、母国スペインは新型コロナウイルスが蔓延する条件が揃っていたのに対し、日本は抑制できる文化が備わっていたと主張している。リュイス監督にとっては難しい時期の就任となったが、収束後の開幕戦に注目したいところだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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