アストン・ビラ主将、自粛呼びかけ→パーティー参加で交通事故… 元英代表「とても怒っている」
愛車は破損…グリーリッシュ「僕と同じような過ちはしないで欲しい」
イングランド1部アストン・ビラの主将MFジャック・グリーリッシュは新型コロナウイルスの蔓延によりロックダウン(都市封鎖)下にあるなかで外出し、挙句の果てに交通事故を起こして謝罪した。これを受け、アーセナルOBのイアン・ライト氏は英公共放送「BBCラジオ5」で新型コロナウイルスの脅威についての認識を改め、グリーリッシュには愚行から学んでほしいとメッセージを送った。
グリーリッシュは現地時間28日の夜から友人宅でパーティーに興じ、翌朝の午前8時ころには交通事故を起こして、愛車のレンジ・ローバーを破損させたという。
英国ではすでに23日深夜から全国的にロックダウンに入っており、最低3週間は不要不急の外出は禁じられている状況。グリーリッシュも事故を起こす数時間前に自身のSNSを通じて外出を控えているようにとのメッセージを発信していた矢先での出来事だった。
この騒動を受け、グリーリッシュはビデオメッセージを公開。「友人から誘われ、愚かにもその誘いに乗ってしまった。僕と同じような過ちはしないで欲しい」と軽率な行動を謝罪している。
元イングランド代表で、アーセナルなどで活躍したレジェンドのライト氏は「とても残念なことだが、私も間違いは起こしたことがある」と前置きした上で、「これが彼にとってターニングポイントになって欲しい」と新型コロナウイルスの脅威を再認識するように呼びかけた。
「それはとても悪いことであり、ひどい間違いを犯したといえる。だが、私は彼のことが大好きだし、彼にはこのことから学んでほしい。多くの人が傷つけられたかもしれない。私は彼がどこかに座り、自身の犯した過ちの深刻さを理解していることを願っている。私は今、彼にとても怒っている。彼はマンチェスター・ユナイテッドのような巨大なクラブともリンクしている。それ相応の行動をする必要がある。(今後)さらに多くの問題を引き起こすことにならないよう願っている」
大きな問題を起こしてしまったグリーリッシュ。その意識を高く持ち、反省することを周囲は願っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)