チェルシーFWジルー、今冬移籍の可能性が高かったクラブを“暴露” 「CLにも向かっていたし…」
移籍熱望も実現せず…ラツィオやトッテナムからも関心
チェルシーのフランス代表FWオリビエ・ジルーは今冬にチェルシーからの移籍を目指して手を尽くしていたとインタビューで明かした。セリエAのインテルやラツィオ、トッテナムからの関心があったことも認めた。
チェルシーでバックアッパーに甘んじていたジルーは母国フランスのテレビ局「テレフット」で、今冬に出場機会を求めて移籍を熱望していたと明かしている。
「正直に言えば、僕はどこでもプレーできると考えていた。タフな6カ月間を過ごしていた。ピッチの上で楽しむ機会を取り戻したいと思って1月に移籍を模索していた」
ジルーは「できることは全てやった」とあらゆる手を尽くして移籍を目指していたという。「(移籍期限の)1月31日も希望を持っていた」というが、代役の確保が難しい状況だったこともあってチェルシーは放出を認めなかった。
移籍先の候補は複数あったようだが、ジルーはその中でも元チェルシー指揮官のアントニオ・コンテ監督率いるインテルへの移籍に心惹かれていたという。
「最も興味深いスポーツプロジェクトはインテル・ミランだった。問題は(交渉が)長引いてしまったことで、ラツィオやトッテナムからも関心があったが、最終的に問題はどこへ行くかではなく、移籍できるかどうかの問題だった。コンテとも電話で話した。彼はチェルシーの時から僕を知っている。彼は僕の選手としてのプロフィールを気に入っていて、それが大きなアドバンテージになった。インテルは(来季)チャンピオンズリーグにも向かっていたし、非常に大きなクラブだ」
なお、結果的にチェルシーに残留したジルーはフランク・ランパード監督からチャンスを与えられ、2月と3月のプレミアリーグでは計4試合で2点をマークするなど期待に応えている。33歳のベテランFWは出番があれば高いパフォーマンスを披露できると見事に証明してみせた。
(FOOTBALL ZONE編集部)