バルセロナの“FW歴代トップ5”を海外選出 現役選手は2人ランクイン…トップに立ったのは?
1位にはメッシが選ばれ、スアレスも5位に入る
一世紀を超える歴史のなかで、スペインの強豪バルセロナでは数多くのレジェンドを輩出してきた。UAE紙「Sport360」は、その中からFW歴代トップ5を選出。ナンバーワンにはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが選ばれ、続く4人も錚々たる顔ぶれとなった。
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「Sport360」は今回のフォワードトップ5を選出するにあたり、シュートを決めることがメインの仕事の選手に絞っている。つまり、元ブラジル代表FWロナウジーニョや元オランダ代表MFヨハン・クライフ、元デンマーク代表FWミカエル・ラウドルップのようなゴールゲッターではない選手は候補から外れた。
1位に選ばれたのは、今も世界のトップに君臨するメッシだ。デビューからバルセロナ一筋のメッシは、生粋のセンターフォワードでないにも関わらず、公式戦627ゴールを記録し、2位に倍以上の差を付けてクラブ歴代トップに立っている。
2位はラディスラオ・クバラ。ハンガリーで生まれたクバラは1950年に亡命してバルセロナに加入。1951-52シーズンには5冠達成の立役者となり、バルセロナでの10年間でリーグ優勝4回、カップ制覇5回など輝かしい成績を残した。1999年にはファン投票でクラブ歴代最高選手に選ばれ、その10年後にはスタジアムの外に銅像が建てられている。
3位に入ったのは、元スペイン代表FWセザール・ロドリゲス。1939年に19歳でバルセロナに加入したが、わずか1シーズンを過ごした後に兵役となる。その後、グラナダでのプレーを経て42年にバルセロナ復帰を果たし、55年の退団までに5回のリーグ優勝を含む計13個のタイトルを獲得した。
4位にランクインしたのは、フィリピン人のパウリーノ・アルカンタラ。スペイン人の父を持つアルカンタラは1899年にスペインに移住し、15歳でいまだ破られることのないバルセロナ歴代最年少ゴールを記録した。バルサデビューは1912年とあまりにも昔のことで映像も残っていないが、その後のスタッツやレポートなどから、フランスとの代表戦ではネットに穴を開けたとの逸話があるほど、強烈なシュートを持ち味とする特別な選手だったと伝えられている。
最後は、2014年にリバプールからバルセロナに加入したウルグアイ代表FWルイス・スアレス。メッシ、ブラジル代表FWネイマールとともに史上最強の3トップと呼ばれた「MSNトリオ」を組み、2014-15シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝ユベントス戦(3-1)では決勝点を決めてチームの3冠に貢献した。
「Sport360」選出、バルセロナの歴代FWベスト5は以下のとおり。
1位 リオネル・メッシ(718試合627得点)
2位 ラディスラオ・クバラ(357試合281得点)
3位 セザール・ロドリゲス(456試合304得点)
4位 パウリーノ・アルカンタラ(399試合395得点)
5位 ルイス・スアレス(270試合191得点)
(FOOTBALL ZONE編集部)