リバプール低迷の元凶!? 移籍市場で獲得に失敗した「10人の才能」に宿敵マンUの英雄の名も…

米メディア選出 プレミア無冠のリバプールが辿った”暗黒の歴史”を振り返る

 リバプールはこれまでどれだけ移籍市場でビッグネームを逃してきたのか。3年間で510億円という補強費を費やしてきたが、その成果は乏しく、プレミアリーグ第23節終了時点で7位と苦しいシーズンを送っている。ブレンダン・ロジャース前監督は、自ら獲得を希望した選手は悪名高きリバプールの「移籍委員会」で握り潰されてきたと暴露。補強策で何かと批判を集めることの多いマージーサイドの名門の「獲得を逃した10人」を、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」がランキング形式で選出している。

 第10位は米MLSシアトル・サウンダースでプレーするアメリカ代表の主将を務めるMFクリント・デンプシー。フルハムで活躍したデンプシーは、2012年にリバプールへ移籍する寸前だった。米国人オーナーのジョン・ヘンリー氏が勇み足で獲得を発表したほどだったが、移籍金の問題でフルハムからの獲得は実現しなかった。

 この際、現在リバプール主将を務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンがトレード要員として浮上していたが、最終的に残留となった。「監督にフルハムに行く可能性があると伝えられた時は、少しショックだった」とヘンダーソンは振り返っているが、その後の活躍を見ればデンプシー獲得の失敗はリバプールにとって悪くない出来事だったと言えそうだ。

 第9位はアーセナルのチリ代表FWアレクシス・サンチェス。14年夏にバルセロナに去ったウルグアイ代表FWルイス・スアレスの後釜としてのチョイスだった。ロジャース監督は当時の主将スティーブン・ジェラードを通じてラブコールを送った。サンチェスも丁寧な返答を戻してきたが、結局ガナーズ移籍を選択し、アーセナルの不動のエースとなった。「彼(サンチェス)は完璧な選択だったはずだ」と、ロジャース氏は恨み節を残している。

 

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