久保建英、リーグ終盤レアル戦の“立ち位置”に現地注目 「特別な状態を経験することに」
新型コロナの影響で中断が長引くなか、第31節にはレアル戦を迎える
マジョルカの日本代表MF久保建英は今季、リーガ・エスパニョーラ初挑戦で3ゴール2アシストの記録を残している。現在レアル・マドリードから1年間の期限付き移籍となっているが、サッカー情報メディア「BESOCCER」スペイン語版は、リーグ戦が長引いた場合の久保の処遇について報じている。
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2月21日に行われた第25節ベティス戦(3-3)で6試合ぶりに先発出場した久保は、1ゴール1アシストの活躍で結果を残すと、第27節エイバル戦(2-1)では右足のグラウンダーシュートで相手GKの逆をつく一撃をゴール左隅に沈め、これが決勝ゴールに。スペインサッカーへの適応を、徐々に目に見える結果へと結びつけている。
現在世界で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、リーグ戦の長期延長の可能性も取り沙汰されているが、久保は6月30日までの契約となっているため、どのような対応が施されるのか注目が集まっている。
「BESOCCER」は、「タケフサ・クボは6月30日までどこにいるか分かっている多くの選手の中の1人だが、その先についての答えはノーとなる」とし、リーグ戦が延長した場合に処遇が不透明になると報じ、「もしリーガが予想外に長引いた場合、日本人選手は閉幕までの数節で特別な状態を経験することになるかもしれない」と、レアルへ帰還するのか、マジョルカの選手として戦うのか、例外的な措置が取られる可能性を指摘している。
新型コロナウイルスの感染拡大により、リーガ再開のめどは立っていない現状。そんななか、リーガは5月中に第28節の再開を目指しているが、予想以上に先延ばしとなれば、期限付き移籍の選手の契約期間となる6月30日を超える可能性もある。マジョルカは第31節にレアルとの対戦を控えており、同メディアは「クボはこの際にバレアレス(マジョルカ)との繋がりを終えた状態で迎えることも考えられる」と、レアルの選手として“古巣”と対戦することもあり得ると見ているようだ。
一方で「FIFAは選手とクラブの間での契約について有効期間の延長を余儀なくする状況が出てくるかもしれない」と、6月30日以降までマジョルカとの契約を延長する場合にも触れている。19年10月の第9節ではマジョルカが1-0で勝利を収めている対戦だけに、現地メディアも久保の動向に注目しているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)