マンUの時価総額、3週間で“658億円”下落 新型コロナによる経済的損失に英注目
リバプール大学講師がマンUの株価急落を懸念
新型コロナウイルスのパンデミックに端を発し世界的に株価が急落しているが、ニューヨーク証券取引所に株式を公開しているマンチェスター・ユナイテッドの株価も例外ではない。英紙「ザ・サン」は、ユナイテッドの時価総額が5億ポンド(約658億円)以上下落したことを伝えている。
新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から株価は世界的に急落しており、ロンドン株式市場とニューヨーク株式市場は、いずれも12日に過去最大の下げ幅を記録したという。それはサッカー界においても例外ではない。リバプール大学で講師を務め、「Price of Football」の著者であるキーラン・マグワイア氏は、「マンチェスター・ユナイテッドの時価総額は、コロナウイルスが影響した市場の急落によって、ここ3週間で5億ポンド以上下落した」と、自身のツイッターに投稿した。
ユナイテッドはニューヨーク証券取引所に株式を公開しており、約1カ月前の2月20日の株価は15.34ポンド(約2018円)だったのに対し、3月12日の株価は11.47ポンド(約1509円)になったという。また、ユナイテッドの時価総額は2019年5月に30億2000万ポンド(約3972億円)を記録していたが、3月12日現在では25億ポンド(約3288億円)ほどに下落したと伝えている。
4月3日までの延期が決まったプレミアリーグだが、今後の状況によってはさらなる試合の延期や無観客での開催などが懸念される。そうなると当然のように株価にも影響し、経済的に被る影響も甚大なものになるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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