「恥ずかしいリーダーシップ」 新型コロナ流行、プレミアの“遅すぎる対応”を英識者が非難
元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏、後手を踏むリーグの対応を痛烈批判
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏が、世界中で新型コロナウイルス(COVID-19)が大流行しているにもかかわらず、プレミアリーグの対応が遅すぎると痛烈に批判している。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
プレミアリーグでは、アーセナルのミケル・アルテタ監督とチェルシーのイングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイが、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したと報じられている。週末に予定されていたアーセナル対ブライトン戦は、アーセナルの選手らが自主隔離になったことからすでに延期が決定し、チェルシー対アストン・ビラ戦も同様に延期になると見られている。
新型コロナウイルスの影響で、これまでに米メジャーリーグ(MLB)や米プロバスケットボール(NBA)、サッカーではJリーグを含め、フランス、イタリア、スペインなどで、多くのスポーツイベントがすでにシーズン中断や試合の延期、無観客試合などの対処を図っている。
そんななかプレミアリーグは当初、今週末の試合について予定通りに開催することを発表していた。しかし、アルテタ監督の感染発覚後は、「今後の日程に関する緊急会議を、明日(13日)にも開く。会議が終了するまで一切のコメントを控える」との声明を出している。
プレミアリーグのシーズン中断を求める声も多くなるなか、ネビル氏は自身の公式ツイッターで「プレミアリーグの指揮官が感染するまで彼ら(プレミアリーグ)は動かなかった! 恥ずかしいリーダーシップだ」と、後手を踏む対応に厳しい言葉を浴びせた。
今後プレミアリーグがどのような決断を下すのか。その動きに注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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