リバプール優勝は無観客? プレミアリーグ、新型コロナの影響で緊急会議「2週間以内に…」
リバプールが首位を独走するプレミアリーグも無観客試合の可能性を示唆
新型コロナウイルスは中国、日本、韓国といった東アジアだけでなく、世界各国で感染拡大のフェーズに入っている。ヨーロッパでも特に感染者の多いイタリアがセリエAの無観客試合と延期が続いているなか、世界で最も人気のあるイングランド・プレミアリーグにもその可能性が出てきたと英公共放送「BBC」が伝えている。
同局が伝えるところによると、イギリス政府は2日に各スポーツの運営団体と、それを放映するテレビ局との会議を開催した。もし新型コロナウイルスの発生状況が悪化し、集会などの自粛が求められた場合、無観客でのイベント開催について議論したのだという。
この政府とのやり取りもあって、プレミアリーグも動こうとしている。同局によると「今後2週間以内に無観客試合で試合をする必要があるかもしれない」と、無人スタンドの中でプレーを強いられる可能性について触れている。
すでにプレミアは新型コロナウイルスの蔓延を懸念し、公式戦前の両チームとレフェリーで通常行われる握手を自粛。またクラブによっては濃厚接触を避けるために選手からファンへのサイン、セルフィーによる写真撮影も避けるように指示している。
プレミアはシーズン終盤を迎え、30年ぶりの優勝に向けてリバプールが独走している。イギリス国内の感染状況によっては、久々の歓喜の瞬間を無観客の中で迎えるという悲しい事態が起きる可能性も否定できない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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