「ハーフタイムのたびに口論していた」 ルーニー、マンU名将との“衝突”を回顧
古巣マンU戦を前に英紙インタビューで回顧、ファーガソン氏の指導に感謝
英2部ダービー・カウンティの元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが、マンチェスター・ユナイテッド時代に師弟関係にあったサー・アレックス・ファーガソン氏との思い出を、英紙「ガーディアン」のインタビューで振り返った。同氏を称賛しつつも、若手時代はハーフタイムのたびに口論するほど激しく火花を散らしていたという。
ルーニーは2004年にエバートンからユナイテッドへ移籍。入団から13年まではファーガソン氏の下でプレーした。ユナイテッドを27年にわたって率いた名将は、やはりルーニーにとっても最高の監督の1人で「彼のマンマネジメント力はこれまで見てきたなかでも最高だった」と賛辞を送っている。
その一方で、加入当初はまだ18歳と若く、血気盛んだったルーニーはファーガソン氏との衝突も絶えなかったという。そうした経験も、ルーニーにとっては“プライスレス”の価値がある日々だったようだ。
「まだ若かった頃はハーフタイムのたびに彼と口論をしていたよ。『なんで俺だけ激しく叱り続けるんだろう。俺より悪い選手もいるのに』と思っていたのを覚えている。だけど年を取れば、彼がなぜそうしたのかも理解できるよ」
さらにルーニーは「もし彼(ファーガソン)が、僕と同じようにナニを叱っていたら、ナニは泣いていたんじゃないかな。そうしたら、もう戻っては来れなかっただろうね」とジョークを交えて、ファーガソン氏からの叱責がいかに厳しいものだったかを振り返っていた。
ルーニーがコーチ兼任選手として所属するダービーは、現地時間5日のFAカップ5回戦でユナイテッドと本拠地で対戦する。ルーニーにとってはダービー加入後、初の古巣対戦。34歳のベテランは“赤い悪魔”を相手に、どのような活躍を見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)