イングランド、国内公式戦の無観客開催を検討か 判断基準は「2週間」と英紙が報道
今夏にEUROを控えるため、リーグ戦終了を遅らせることができない状況
欧州でも感染拡大の兆候を見せる新型コロナウイルスの影響で、イングランドでも公式戦を無観客で開催する可能性が浮上しているという。英紙「テレグラフ」が報じている。
欧州ではすでに、イタリアやスイスで試合の延期や無観客試合の措置が取られている。イングランドでも予想される感染の拡大が自国に影響を及ぼす場合を想定し、2パターンの対応がとられることが確認されたようだ。
記事によれば、FA(イングランドサッカー協会)、プレミアリーグ、イングリッシュ・フットボールリーグ(2~4部相当)が会談の場を持ち、「ここ2週間以内で試合の開催をしないほうが良いという判断がされた場合は、スケジュール調整による延期。2週間を超えた後にその判断を下す場合は、無観客試合での開催を考慮する」という方針が決定したという。
イングランドも今夏の欧州選手権(EURO)を控えるため、リーグ戦終了を遅らせることができない状況にある。そのため、試合を延期して過密な週を作ってでも通常開催をできるスケジュール再編の余地が、2週間という期間を設けることで合意が図られたようだ。
観衆の熱狂はサッカーの魅力の一つだが、目に見えないウイルスとの戦いは判断を難しいものにさせている。ガイドラインを策定したイングランドだが、予定通りにスケジュールを消化することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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