「本当に凄かった」 Jリーグに戻った“タイの英雄”、再会が楽しみな「尊敬する4人」とは?
清水に完全移籍したFWティーラシン 2年前の広島時代に印象に残った4人に言及
タイ代表FWティーラシン・デーンダーは今季、清水エスパルスに完全移籍し2年ぶりにJリーグへ再挑戦する。2018年にサンフレッチェ広島で1シーズンを過ごしたなか、「印象に残った選手」を聞くとかつてのチームメート4人の名前を挙げ、ピッチ上での再会を楽しみにしていると語った。
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ティーラシンはタイ代表で106試合47得点の記録を持つ英雄的な存在のストライカー。過去にマンチェスター・シティ(イングランド)、グラスホッパー・チューリッヒ(スイス)、アルメリア(スペイン)と欧州3クラブに在籍経験があり、母国タイでは長年にわたって名門ムアントン・ユナイテッドに在籍し、1部リーグ通算247試合117得点をマークした。
そんな点取り屋が、初めてJリーグに挑戦したのが2018年だった。ムアントンからの期限付き移籍の形で広島に加入。J1開幕戦で初ゴールを奪い幸先の良いスタートを切るも、その後はスタメンを外れる試合も多く、最終的にリーグ戦32試合6得点と本人にとっては不本意なシーズンとなった。
それでも広島で過ごした日々は、ティーラシンにとってもかけがえのない経験になったようだ。1年間の在籍で「印象に残ったJリーグの選手」を問うと、タイの英雄は4人の元チームメートの名前を挙げていった。
真っ先に名前を挙げたのは、元日本代表MF青山敏弘(広島)だ。「パスはもちろん素晴らしく、的確にチャンスを作ってくれる。あとはやはりリーダーシップが高かったですね」と、キャプテンとしてチームを引っ張る姿が強く印象に残っているという。
そしてチャンスメーカーとして名前が挙がったのはMF柏好文(広島)。「彼は1対1の勝負が好きで、ドリブルで相手を抜くことを楽しんでいる。サイドから次々とチャンスを作ってくれるので、すごく尊敬していますね」と、前線の“受け手”として柏のチャンスメーク力の高さに感謝していた。
3人目として名前を挙げたのが、日本代表DF佐々木翔だ。練習で対峙するシーンも多く、「特に優れているポイントは守備の規律。すぐに戻ってディフェンスをします。そしてここを抜かれたら危ないという時に、スライディングタックルで止めるのが彼は上手い」と、守備能力の高さを称えていた。