輝きを取り戻した乾貴士、“ターニングポイント”に海外注目 「唯一無二の笑顔が戻った」
昨季ベティスからアラベスに期限付き移籍 12試合2ゴールの好パフォーマンスで高評価
日本代表MF乾貴士は2019年夏に古巣のエイバルへ復帰し、ここまでコンスタントに出場を重ねているなか、海外メディアが日本人アタッカーを特集し、輝きを取り戻した様子を受けて「唯一無二の笑顔が戻った」と報じている。
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「ビトリア(アラベス)が失った笑顔」と伝えたのは、サッカー情報サイト「BE SOCCER」のスペイン語版だ。2011年にセレッソ大阪から海外へ渡った乾は、ドイツで4シーズンプレー後、スペインのエイバルに加入し、主力として3年間プレーした。2018年夏に強豪ベティスへ移籍したが、半年間でアラベスへ期限付き移籍し、今季からエイバルに舞い戻っている。
「タカシ・イヌイはベティスで続かず、シーズンの半分をアラベスで過ごした。ババゾロ(アラベスの愛称)は契約を維持したいと考えたが、ベルディブランコス(ベティスの愛称)が多くを求めすぎた結果、最終的にエイバルへと戻った」
ベティス移籍からエイバル復帰までの流れを追いつつ、ターニングポイントとしてアラベス時代を挙げている。「ババゾロで12試合に出場し、彼の唯一無二の笑顔が戻った」と指摘。ベティスではリーグ戦8試合ノーゴールに終わったが、アラベスでは12試合2ゴールの働きを披露している。
「彼のパフォーマンスは良好で、夏の終わりにアラベスは保有権を獲得しようとした。ベティスは日本人を300万ユーロ(約3億6000万円)と評価し、ビトリア(アラベス)にとっては多額すぎた。そうした状況を利用し、エイバルが介入して再び彼に賭けることにした。31歳の彼は、スペインに到着してから快適に感じた場所へと戻った」
結果的に古巣エイバルに復帰を果たした乾だが、「唯一無二の笑顔」が戻った日本人アタッカーのさらなる活躍に期待が懸かる。
(FOOTBALL ZONE編集部)