「誰が見てもパスを出せば…」 東京V新加入・大久保嘉人、“怒号の要求”の真意とは?

東京ヴェルディに加入した元日本代表FW大久保嘉人【写真:轡田哲朗】
東京ヴェルディに加入した元日本代表FW大久保嘉人【写真:轡田哲朗】

浦和との練習試合で1-4の完敗「今までだったら出てくるようなボールが出てこない」

 今季からJ2東京ヴェルディに加入した元日本代表FW大久保嘉人は、6日に行われた浦和レッズとのトレーニングマッチ(35分×2本)に出場。スタメン出場して後半途中までプレーしたなか、「要求をしないと厳しい。今までだったら出てくるようなボールが出てこない」と周囲に奮起を求めた。

 東京Vは前半に2失点すると、後半にも2失点。終了間際に相手のミスに乗じた1点をMF井上潮音が奪ったものの、1-4の敗戦だった。大久保は試合中から、周囲に対して強い要求の声を出す姿が目立った。特に、ゴールチャンスを迎えた時にパスが出てこなかった場面には、烈火のごとく怒声を発した。

 J1で3年連続得点王の実績も持つストライカーは、周囲へ強く要求する真意をこう語る。

「誰が見てもパスを出せば1点でしょ。J1だったら誰でも通す。要求をしないと厳しい。今までだったら出てくるようなボールが出てこない。状況判断ができていないところがあるので、今のうち、課題が出た時にどんどん伝えて開幕に向けてやっていきたい。時間は絶対にかかると思うけど、良くはなる。ズルズルいかないためにも伝えないと」

 東京Vは今回のプレシーズンでは、トレーニングマッチを大量に組んでチーム作りを進めている。2月だけでも1~3日まで試合を組み、5~7日もすべてが試合。そうした特徴のあるスケジュールに大久保は「練習とゲームは違うし、ゲームでできないと意味がない。ゲームでできていないことが多いので、それを伝えていますね。J1とはスピード感が違うんじゃないですか。そういうのも伝えていきたいし、良い経験になっているはず」と、実戦の中で働きかけていることを前向きに捉える。

「まだ開幕まであるし、大丈夫。開幕の日に完成するかは分からないけど、試合を重ねて自信もつけていける。その意味では心配していない」

 近年、J2でも上位に進出しながらJ1にあと一歩届いてない緑の名門だが、J1レベルの厳しい要求を繰り返すストライカーのゲキに応えれば間違いなくチーム力はアップしそうだ。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)


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