ニューカッスル武藤は「力を証明しなければならない」と現地記者 「さもなくば…」

ニューカッスルFW武藤嘉紀【写真:Getty Images】
ニューカッスルFW武藤嘉紀【写真:Getty Images】

負傷離脱中の武藤嘉紀について、このままでは「失敗の烙印を押されてしまう」と指摘

 ニューカッスルの日本代表FW武藤嘉紀は現地時間1月4日のFAカップ3回戦ロッチデール戦(1-1)で負傷交代となり、戦線離脱中となっている。地元記者は「自身の力を証明しなければならない」と語り、ニューカッスルで評価されるために残された時間は短いという見解を示した。

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 ブンデスリーガのマインツから加入して2シーズン目を迎えている武藤は今季、開幕からレギュラーをつかめない時期が続いていたが、現地時間1月1日のプレミアリーグ第21節レスター・シティ戦(0-3)で今季初の先発フル出場。ロッチデール戦でも先発し、公式戦2試合連続先発となった。しかし後半8分に股関節の負傷で交代。チームも引き分けに終わっている。

 試合後にはスティーブ・ブルース監督が「武藤がいなくなり、主導権を失ってしまった」と振り返っており、交代するまでのプレーには及第点以上の評価が与えられていただけに、痛恨の離脱。その後、ニューカッスルは1月中のFW補強も噂されたが、実現することなく冬の移籍市場を終えている。

 そんななか、英地元紙「クロニクル」のリー・ライダー記者は同紙のQ&Aセッションで「1月の移籍市場で、武藤に対するオファーはあったのか?」という質問に回答。「正式オファーはなかったはずだが、ニューカッスルがストライカーを補強していない以上、いずれにせよ彼が残る可能性は高くなっていた」と指摘したうえで、次のように述べている。

「武藤は今後数週間の間に、自身の力を証明しなければならない。さもなくば、失敗の烙印を押されることになってしまうだろう。彼にプレータイムが必要なことは事実だが、950万ポンド(約14億円)の価値を示すための時間は、これまで十分にあったと言える」

 イングランドでの挑戦はここまで厳しいものになっている武藤。ここからシーズンは終盤に突入していくが、負傷から復帰して改めて存在感を発揮し、ニューカッスルでの立場を確立することができるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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