マンUに辛辣意見が殺到 元プレミア戦士指摘「ベストなFWが加入したがってるとは…」
グジョンセン氏やハッセルバインク氏がライバルクラブに“魅力”が劣っていると指摘
イングランドトップリーグで最多優勝を誇る名門も、近年の低迷により選手にとっては魅力的なチームではなくなっているようだ。元アイスランド代表FWエイドゥル・グジョンセン氏や、元オランダ代表FWジミー・フロイド・ハッセルバインク氏といった元プレミア戦士たちが“赤い悪魔”に辛辣な意見を飛ばしている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
「マンチェスター・ユナイテッドは、もはや世界のベストプレーヤーたちの心を引き寄せていないとエイドゥル・グジョンセンは言った」
記事ではこのような見出しで伝えられているが、それを象徴していたのが今冬の移籍市場だ。イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの負傷離脱を受けて代役を探していたユナイテッドだが、意中のターゲットだったノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドはドルトムント移籍を選択。その後にオファーを出したとされるボーンマスのFWジョシュア・キングの獲得にも失敗した。
最終的に獲得したのは、期限ギリギリで急浮上したナイジェリア代表FWオディオン・イガロだった。ワトフォードでのプレー経験があり、このチョイスは大きな驚きを与えた。
チェルシーなどで活躍した元アイスランド代表FWグジョンセン氏は「今やベストなストライカーたちが、ユナイテッドに加入したがっているとは思えない」とコメント。トップ選手にとってユナイテッドが魅力あるクラブではなくなってきているという。
同じく元チェルシーのハッセルバインク氏は、さらに辛辣な意見を飛ばしている。
中国・上海緑地申花からユナイテッドへの栄転を果たしたイガロを「最もラッキーな男に違いない。ヨーロッパを離れ中国に行ってからの2年半、誰も彼を見ていなかった」としたうえで、「(イガロの獲得は)ユナイテッドがリバプールやマンチェスター・シティ、チェルシーにどれだけ水をあけられているかを物語っている」と言及。ユナイテッドのネームバリューが落ちていることを指摘した。
イングランドのトップリーグで最多20回の優勝を誇るユナイテッドだが、2013年を最後にリーグタイトルから遠ざかっている。低調なパフォーマンスが移籍市場での苦戦にも影響を及ぼしているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)