香川真司、レアル戦の躍動をスペイン記者絶賛 「サラゴサの質を大いに高めている」

国王杯でレアルと対戦したサラゴサMF香川真司【写真:Getty Images】
国王杯でレアルと対戦したサラゴサMF香川真司【写真:Getty Images】

【スペイン発コラム】チームは0-4で完敗も…香川が再三にわたって決定機を演出

 MF香川真司が所属するリーガ・エスパニョーラ2部のサラゴサが、1月29日にリーガ1部で首位に立つ名門レアル・マドリードとスペイン国王杯ラウンド16で激突した。

 サラゴサは前週の21日に行われた国王杯3回戦で、日本代表MF久保建英擁する1部マジョルカ(3-1)に勝利した後、25日のリーガ2部第25節ヌマンシア戦(1-0)で勝ち点3を獲得し、リーグ戦3連勝を達成した。ここまでのリーグ戦成績は、消化試合が1試合少ないなかで12勝6分6敗の勝ち点42、1部リーグ昇格プレーオフ圏内の4位につけている。

 対するレアルは22日の国王杯3回戦で3部ウニオニスタス・デ・サラマンカ(3-1)、26日のリーガ1部第21節でバジャドリード(1-0)を破り、公式戦19戦無敗をキープ。リーグ成績を13勝7分1敗の勝ち点46として首位に立った。

 サラゴサにとっては、世界的強豪を本拠地ラ・ロマレダに迎える一戦。サポーターの期待も非常に大きなものとなり、一般販売価格が通常の2倍となる高額チケットが即日完売となった。

 しかし次の週末(2月2日)に、リーガ2部で首位に立つカディスとの重要なアウェーゲームを控えているため、ビクトル・フェルナンデス監督は戦力を大幅に落とす可能性を示唆。実際、レアル戦に向けて4日前のヌマンシア戦から8選手を変更し、その試合で90分間ベンチだった香川は先発出場した。

 マジョルカ戦の勝利後、「バルサやレアルなど、もう一つレベルの高いチームとの対戦の可能性があるし、ぜひやりたいなという気持ちで待っている」との言葉を発していた香川にとって、その希望が叶う形となった。これまでマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)やドルトムント(ドイツ)では幾度となく各国トップクラブと対戦してきたが、2部サラゴサでこのカードが実現するのは本人にとっても予想外のことだったはずだ。

 対するレアルも、バジャドリード戦から中2日での試合となったため先発8選手を入れ替えたが、DFダニエル・カルバハル、DFラファエル・ヴァラン、DFセルヒオ・ラモス、MFトニ・クロース、MFフェデリコ・バルベルデなどのレギュラークラスがスタメンに名を連ねた。

高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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