渦中のカバーニ、新天地の本命はアトレティコ 父親が証言「可能性は6月に残っている」
父ルイス氏は「PSGは不当に扱っている」と出場時間を得られない環境に不満
パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニは、アトレティコ・マドリードを筆頭に複数のクラブから関心を示されている。だが、父親によれば、カバーニの意思は決まっているようだ。英紙「ガーディアン」が報じている。
フランク・ランパード監督は6カ月の短期間でカバーニの獲得を希望しているが、PSGはチェルシーからのオファーを拒否したという。一方、カバーニはすでにアトレチコと年間1000万ユーロ(約12億円)で18カ月間の契約に合意したとされるも、PSGはアトレティコからのオファーをすでに3度、断っている。今季限りでPSGとの契約が満了するなか、カバーニは今月上旬にアトレチコへの完全移籍加入を望む考えを明かしている。
チェルシーは現地時間21日に行われたプレミアリーグ第24節アーセナル戦(2-2)で、イングランド代表FWタミー・アブラハムが足首を負傷。移籍市場が閉幕する前に、攻撃陣の強化を目指している。しかし、週給36万ポンド(約5200万円)を稼ぐムバッペの獲得は簡単にはいかない。チェルシーは期限付き移籍に多くの金額を払う気がない一方、PSGは安価での放出は考えていないからだ。
カバーニの父であるルイス・カバーニ氏は、夏ではなく、即座の移籍を許可するように要求しているが、PSGは移籍金1500万ポンド(約21億円)を求めている。
「彼はヨーロッパの別のクラブに加わりたがっている。そこでプレーしてもらいたい。(アトレチコの)シメオネ監督は彼を欲しがっている。PSGの監督もUEFAチャンピオンズリーグで勝つために彼が必要だと言ってくれた。でも、PSGは契約が合意に達しても、アトレティコ行きを望んでいない。彼がアトレティコに行くチャンスはあると思う。アトレティコに行く可能性は、6月に残っている。彼はプレーする時間が必要な選手だ。だが、今は1試合あたり4分から6分くらいしかプレーしていない。PSGは不当に扱っている」
トットナムやマンチェスター・ユナイテッドもカバーニの獲得に関心を示しているとされるが、父親が証言する通り、希望するアトレティコ行きは実現するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)