静岡学園、終了間際の劇的弾で決勝進出! 鹿島内定MF松村が決勝点…青森山田と激突へ

決勝点を決めた静岡学園MF松村優太【写真:Noriko NAGANO】
決勝点を決めた静岡学園MF松村優太【写真:Noriko NAGANO】

矢板中央との準決勝、0-0のまま迎えた後半アディショナルタイムにPKで決勝点

 第98回全国高校サッカー選手権は11日に準決勝を行い、第2試合で静岡学園(静岡)が矢板中央(栃木)に試合終了間際の決勝ゴールで1-0の勝利。決勝戦への切符を手に入れた。

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 静岡学園は12年ぶり出場で24年ぶりの全国制覇を目指す中では、鹿島アントラーズ内定のMF松村優太に注目が集まってきた。それだけではなく、大会全体でも無失点という安定感のある試合運びも際立った。一方で、2年ぶりの4強となった矢板中央は最終ラインの硬さが持ち味。PK戦にもつれ込んだ試合も制しながら勝ち上がってきた。

 試合は全体的に静岡学園がボールを保持する中で、4-4-2のブロックを形成する矢板中央が待ち構える展開になった。静岡学園はボールを散らしながら侵入する機会をうかがい、機を見てのミドルシュートも放ったがなかなかゴール前を攻略するには至らない。一方の矢板中央も自陣に一度11人が下がってしまう時間が長くなり、カウンターの起点を作り出せないまま前半を0-0で終えた。

 後半に入っても攻める静岡学園とシンプルにロングボールを狙う矢板中央という構図は変わらず。静岡学園は最後のところで体を張る相手にシュートを枠内に抑え込めない場面が多く、逆に矢板中央も後半8分に迎えたFW多田圭佑がゴール前でシュートにつなげた千載一遇のチャンスもGK野知滉平の好セーブに阻まれてしまった。

準決勝終了時でのトーナメント表【写真:Football ZONE web】
準決勝終了時でのトーナメント表【写真:Football ZONE web】

 1点勝負が濃厚になってきた中での後半アディショナルタイム、静岡学園がゴール前に攻め込んだ場面でPKを獲得。これを松村が冷静にゴール右へ蹴り込んで、これが劇的な決勝ゴールとなり1-0の勝利。決勝戦への切符を勝ち取った。

 頂点を争う一戦は13日に埼玉スタジアムで第1試合の勝者、青森山田(青森)と行われる。昨年の王者であり今季の高円宮杯プレミアリーグを制したチャンピオンチームと、24年ぶりの王者を目指す名門の一戦は、どのような結末を迎えるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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