レアル、22年ぶりの歴史的一撃! MFクロースの芸術的“直接CK弾”にスペイン震撼
スペイン・スーパーカップ準決勝バレンシア戦で3-1の勝利、クロースのゴールに脚光
レアル・マドリードはサウジアラビアで開幕した、現地時間8日のスペイン・スーパーカップ準決勝バレンシア戦で3-1の勝利を飾り、決勝進出を決めた。この一戦で話題になっているのは、ドイツ代表MFトニ・クロースのコーナーキックからの直接ゴールだ。
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試合が動いたのは前半15分のこと。レアルが左CKを得ると、キッカーを務めるのはクロース。相手GKジャウメ・ドメネクがゴールマウスを飛び出して味方のマークを確認している瞬間を見逃さなかった。素早いモーションから右足を振り抜くと、鋭い軌道を描いたボールはゴール方向へと急激にカーブ。ボールを蹴られたことに遅れて気づいたドメネクの必死のセーブも実らず、先制ゴールが認められた。
クロースのゴールで勢いに乗ったレアル。39分にはウルグアイ代表MFフェデ・バルベルデの折り返しを受けたクロアチア代表MFルカ・モドリッチがシュートし、そのこぼれ球をスペイン代表MFイスコが詰めて2-0。後半21分にはモドリッチのテクニカルな右足アウトサイドシュートで3-0として勝負を決定づけた。
後半アディショナルタイムにPKを与えて1失点こそ喫したものの、中盤メンバーの充実ぶりが見て取れた一戦で一番のトピックははやりクロースだった。
スペイン紙「マルカ」は「1997年12月14日のリーガ・エスパニョーラ、メリダ戦でFWダボル・スーケルが奪い取って以来の“オリンピックゴール”となった」と、クラブにとってかつてのクロアチア代表エースが挙げた芸術的なCK弾以来、22年ぶりの一撃になったと伝えている。
海外ではCKからの直接ゴールについて、ボールを描く軌道もあってか「オリンピックゴール」と呼ぶ。東京五輪イヤーに生まれたクロースのオリンピックゴールは、2020年のレアルにとって吉兆となるかもしれない。