生粋の“バルサ育ち”サンペールとクラシコ 宿敵レアル戦は「冷静ではいられない」
J1神戸所属の元バルサMFが語る“永遠のライバル”との一戦 「自分にとって特別な日」
スペインの二大名門バルセロナとレアル・マドリードが激突する「エル・クラシコ」が、いよいよバルサの本拠地カンプ・ノウで現地時間18日に開催される。これまで多くの興奮と感動を生んできた“永遠のライバル”同士の今季初戦は、一体どんな90分間となるのか。世界中のファンが待ち望む瞬間が間近に迫っている。
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バルセロナの下部組織から一貫して育ち、今年3月にJ1ヴィッセル神戸に移籍加入したスペイン人MFセルジ・サンペール。幼少期から、エル・クラシコが醸し出す興奮をその身で体感してきた。
「リーグの日程が出た時、最初にチェックするのが“クラシコがいつなのか”くらい、自分にとっても特別な日です。両クラブともすごく長い歴史のあるクラブですし、そのなかでもライバル関係にあるところで、ファンの皆さんも非常に盛り上がる、非常に期待するものが大きい試合です。(レアルという)相手自体、すごく期待を膨らませる、周りの期待も伴うライバルだと捉えています」
エル・クラシコや、宿敵であるレアル・マドリードについてこう語った神戸の背番号6。1995年生まれの24歳は、エル・クラシコが常に自身のそばにあり、繰り広げられてきた試合は今でも脳裏に強く焼き付いているという。
「自分は生まれた時からバルサのソシオ。具体的にこの試合が初めて観た試合とかは覚えていないんですけど、本当に小さい頃からカンテラに通っていた。なので、ロナウドだったり、フィーゴがレアル・マドリードに移籍した時にあった試合のことはよく覚えています」
元ブラジル代表のエールストライカーだったロナウドは、1996~97年にバルセロナ、2002~07年にレアルに所属。さらに1995年からバルセロナに所属していた元ポルトガル代表のルイス・フィーゴは、2000年にレアルへ移籍したが、それは“禁断の移籍”として今もなお語り継がれる。
サンペールが口にした「フィーゴが移籍した時にあった試合」とは、バルサの7番を背負っていたフィーゴが、レアルの10番として初めてバルセロナの本拠地、カンプ・ノウに乗り込んだ2000年のエル・クラシコのこと。ピッチ上では様々なアクシデントが起きたことで有名だ。当時のサンペールは5歳。幼少期に見た出来事は、今も強烈なインパクトを残しているようだ。