「負けられない」 デビュー戦ハットの小川航基、“一番重要”な日韓戦に闘志燃やす
E-1第2戦の韓国戦で3得点 18日の韓国戦での活躍も誓う
森保一監督率いる日本代表は14日、韓国・釜山で開催されているE-1選手権の第2戦で香港と対戦。FW小川航基(水戸ホーリーホック)のハットトリックなどで大量得点を挙げ、5-0の勝利を収めた。殊勝の小川は試合後、「『あの試合からだったよね』と言われるように、これからもっともっと得点を取っていければ」とさらなる活躍を誓っている。
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日本は初戦の中国戦からメンバー全員を入れ替え、7選手が先発で代表デビューとなった。前半8分に菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)のゴールで先制すると、同14分に田川亨介(FC東京)が追加点。同26分には小川がチーム3点目を沈めると、同アディショナルタイム、後半13分にもゴールネットを揺らし、デビュー戦でのハットトリックを達成した。
1930年5月25日の極東選手権でのFW若林竹雄(当時・東京帝国大/4ゴール)、2010年1月6日アジアカップ最終予選イエメン戦でのFW平山相太に続く史上3人目の代表デビュー戦ハットトリックという快挙を成し遂げた小川は、「『あの試合からだったよね』と言われるように、これからもっともっと得点を取っていければ」と意欲を見せ、18日に控える日韓戦に向けても闘志を燃やしている。
「日韓戦というのは誰もが注目するし、僕たちも一番重要な試合になるのは分かっている。日本と韓国では負けられない。最高の準備をしていきたい。(香港戦では)得点を取れたシーンはたくさんあった。これが韓国になった時にどういう展開になって、そのなかで自分がどういう存在感を発揮できるかが大事になる」
香港戦では相手が2シャドーにマンツーマンで守備に来ることが分かってから、「シャドーに『無理に受けなくていい』と言って、僕に当てたところでスピードを変えて前向きにサポートをしてきてと、そういうコミュニケーションを取った」と明かす。森保監督がたびたび言及する「臨機応変」を体現し、自身のハットトリックにもつなげた。デビュー戦とは思えないほど冷静な判断とコミュニケーション力は頼もしい。E-1選手権優勝を懸けた韓国戦に向けて、上々のアピールとなったと言えるだろう。