「南野は最高級」 リバプール公式も注目したダイナミックな動き「脅威をもたらす」
CL最終節前、リバプール公式サイトで注目選手として評価
ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は、現地時間10日にホームで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節のリバプール戦にフル出場。MF奥川雅也も後半30分から途中出場したものの、ゴールには絡めずチームも0-2で敗戦し、決勝トーナメント進出はならなかった。それでも、リバプールのクラブ公式サイトで「最高の選手」との評価を受けていた力を見せつけた。
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ザルツブルクは昨季CL王者リバプール相手に勝利すれば、自力でグループステージ突破を決められる状況で最終節を迎えた。そして南野は敵地アンフィールドでの第2節(3-4)で鮮やかなボレーシュートを決めたこともあり、注目される存在となっていた。試合前、リバプール公式サイトはオーストリアのサッカー専門誌「ballesterer」のモリッツ・アブリンガー氏に話を聞く形で、試合を展望。そのなかでアブリンガー氏は次のように語っている。
「ザルツブルクはほぼ例外なく、とてもダイナミックな選手がいて、脅威をもたらす存在だ。ホランドはもちろんのこと、タクミ・ミナミノも最高級だ。右サイドから入ってきて、ピッチをよく把握し、ゴールに絡むことができる」
欧州で注目銘柄となっているノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランドとともに、試合を決定づけられる選手として注目されていた。
実際にザルツブルクは、キックオフ直後からリバプールに対してプレッシャーをかけ猛攻を仕掛ける。開始3分には高い位置でボールを奪うと、ペナルティーエリア手前で南野がボールを受ける。リバプール守備陣に囲まれたもののパスをつないで味方のミドルシュートを導き出すと、前半7分には韓国代表FWファン・ヒチャンと見事なコンビネーションを見せる。ペナルティーエリア右に流れた南野が意表をつくヒールパスでファン・ヒチャンにボールをつなぐと、シュートのこぼれ球に南野が詰めたものの相手GKアリソンに阻まれた。