7試合ぶり勝利のPSV、現地メディアは堂安ら“新戦力”に厳しい視線 「困難に対処できず」
“ダブルエース”のマレンとベルフワインが復帰するまでのパフォーマンスを疑問視
オランダ1部PSVの日本代表MF堂安律は現地時間24日、ホームでの第14節ヘーレンフェーン戦に先発フル出場し、チーム2点目をアシストして2-1の勝利に貢献した。一方でオランダテレビ局「NOS」は、堂安を含むPSVの新戦力のパフォーマンスに疑問の目を向けている。
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公式戦6試合未勝利と苦しい状況でヘーレンフェーン戦を迎えたPSVだが、前半17分にオランダ代表FWステフェン・ベルフワインの先制点でリードすると、同36分にも追加点を奪う。右サイドから中央にドリブルで持ち込んだ堂安が、左サイドに開いていたベルフワインにパス。ベルフワインはドリブルでペナルティーエリア内に侵入すると、鋭いカットインでDFを外して右足のシュートをファーサイドに突き刺した。
2点差でハーフタイムを迎えたPSVは後半、ヘーレンフェーンの反撃を受けたものの、同10分の1失点に抑えて2-1の勝利。10月6日のリーグ戦VVVフェンロ戦(4-1)以来、7試合ぶりの白星となった。
この試合ではベルフワインとオランダ代表FWドニエル・マレンがいずれも負傷から復帰し、リーグ戦4試合ぶりの復帰を果たしている。チームを牽引する“ダブルエース”の帰還は朗報であるものの、オランダテレビ局「NOS」は彼らへの依存度の高さを指摘。今夏の補強が機能していないと主張した。
「ブルマ、ティモ・バウムガルトル、リツ・ドウアン、オリビエ・ボスカリ、コンスタンティノス・ミトログル、イブラヒム・アフェライ、ロビン・ロイター、そしてトニ・ラト…。彼らは皆、夏の移籍市場でPSVにやってきたが、誰一人としてベルフワインとマレンが不在の間、困難に対処できなかった」
このように記したうえで、強化責任者であるジョン・デ・ヨング氏の手腕を疑問視。同局の解説者を務めるアーノ・バーミューレン氏の「来年の夏にはベルフワインがクラブを離れるかもしれないし、もしかしたらマレンもだ。(リーグ首位の)アヤックスと競いたいのなら、より高額の移籍金を使って、より良い補強をしなければならない」というコメントを紹介している。
“ダブルエース”復帰後もスタメンを守り、アシストも記録した堂安だが、シーズンを通してのプレーはまだ現地メディアを納得させるには至っていない。批判を跳ね返すような好パフォーマンスの継続を期待したいところだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)