モウリーニョ招聘は「狂気の沙汰」 英紙が“無謀な決断”に警鐘「すべてを破滅させる」
トッテナムがポチェッティーノ監督を解任し、モウリーニョ監督を招聘「相反するもの」
トットナムは現地時間19日、マウリツィオ・ポチェッティーノ監督を解任し、ジョゼ・モウリーニョ監督の就任を発表した。英メディアはトットナムの決断を「狂気の沙汰」と断罪し、「全てを破滅させるだろう」と警鐘を鳴らしている。
2014年にトットナムに就任したポチェッティーノ監督は、予算の限られた状況下で選手たちの才能を開花させる敏腕ぶりを発揮し、昨季は異例の“ゼロ補強”のなか、クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を果たす快挙を成し遂げていた。
一方、今季はプレミアリーグ第12節を消化した時点で3勝5分4敗の14位に沈む暴落を見せ、クラブは成績不振によりポチェッティーノ監督の解任に踏み切った。そして同日、モウリーニョ監督の招聘を発表している。
英紙「デイリー・メール」は「モウリーニョ招聘はトットナムにとって狂気の沙汰…彼はチームから命や魂、喜びまでも吸い取り、ポチェッティーノが築き上げたすべてを破滅させるだろう」と見出しを打って報じ、ポルトガル人指揮官の招聘を「無謀な決断」と断罪している。
また、「モウリーニョの個人主義はポチェッティーノの人生を肯定するようなスタイルとは相反するものだ」と、長きにわたり築き上げてきたチームの基盤が台無しになる警鐘を鳴らしていた。トットナムの主力の大半がポチェッティーノ監督に育てられた選手たちとなるが、果たしてモウリーニョ監督はどのようなテコ入れを見せるのだろか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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