トッテナム新監督候補のモウリーニョ 元イングランド代表DFは“残留”希望、その理由は?
キャラガー氏が冗談交じりに現場復帰に“反対” 「僕は彼の話を聞くのが好きだし…」
トットナムは19日、マウリシオ・ポチェッティーノ監督を解任した。その後任候補として、マンチェスター・ユナイテッド前監督のジョゼ・モウリーニョ氏の名前が挙がっているが、現役時代にリバプールでプレーしていた元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、意外な理由から同氏の現場復帰を反対した。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
これまで指揮を執ったポルト、チェルシー、レアル・マドリード、インテル、ユナイテッドで、数々のタイトルを勝ち取ってきたモウリーニョ氏は、2018年末にユナイテッドの監督を退任して以降は、解説者などで活躍してきた。モウリーニョ氏がトットナムの監督に就任するのではないかという報道が出ると、英衛星放送「スカイ・スポーツ」でともに解説者を務めるキャラガー氏は、「そうならないことを祈るよ。なぜなら、それは彼がスタジオを離れてしまうことを意味するからね!」と、モウリーニョ氏の“残留”を願った。
現在モウリーニョ氏は、同局が日曜日にプレミアリーグの大一番を放送する看板番組「スーパーサンデー」に出演している。キャラガー氏は、「もし彼がトットナムの監督になれば、僕に『スーパーサンデー』のスタジオに入るチャンスが来るかもしれない。彼がいる間は、無理だからね。チーム内にローテーションが起こるかもしれない。それでもダメだ。僕は彼の話を聞くのが好きだし、彼が監督に就任しないことを祈るよ」と、冗談を交えながら解説者モウリーニョを絶賛した。
もちろん、監督としての能力も高く評価しており、彼はトットナムの監督に適任だとも認めている。
「もしジョゼが監督としてトップレベルに戻りたいのであれば、その経歴を振り返るべきだ。人々はユナイテッド時代のことで疑問を持つかもしれないが、キャリア全体を見ないといけない。彼は巨大な成功を収めてきた。それは何よりも現在のトットナムに欠けているものだ。ポチェッティーノが、どれだけ上手くやっていたかとは関係なくね。彼らは最後の一線を越え、トロフィーをつかむことができていない。でも、モウリーニョはどのクラブでも、それをやってきた」と、彼の持つ多くの優勝経験が無冠のトットナムには重要だと強調した。
果たして、モウリーニョ氏は解説者としてキャラガー氏の同僚でい続けることになるのか。それともトットナムにその豊富な経験を還元していくのか。その動向に注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)