エバートンの19歳FW、イタリアに“出戻り”濃厚か 同胞ザニオーロ所属のローマが有力
ユベントスから移籍したキーンは今冬にエバートン退団を希望か
エバートンのイタリア代表FWモイーズ・キーンは、今夏の移籍市場でユベントスから加入したが、早くも冬の移籍市場でイタリア復帰の可能性が浮上。ローマの同胞MFニコロ・ザニオーロの情報を求めたとイタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が伝えている。
キーンはイタリア王者ユベントスで頭角を現したものの、実績のあるアタッカーに囲まれて満足な出場機会を得られなかった。そして、今夏の移籍市場で2750万ユーロ(約32億円)に成果ボーナスという条件でプレミアリーグのエバートンに新天地を求めた。
しかし、今秋以降は出場機会が激減しているなかで、冬の移籍市場でイタリアに戻る可能性が高まっている。不振に陥っている名門ACミランが獲得に乗り出すという報道もあったが、キーン自身は違うクラブに興味を示しているようだ。
それが、同世代ザニオーロが所属するローマだという。今回の国際Aマッチウィークの間に、キーンは世代別代表などでも共闘してきたザニオーロに対してローマのチーム状況などの情報を教えて欲しいというコンタクトを取ったとレポートされている。
ローマは12試合を終えて勝ち点22(6勝4分2敗)の6位と、首位ユベントスから10ポイント離されて完全に満足のいく成績を残しているとは言い難い。20得点は上位6チームの中では最少タイで、攻撃的な選手の補強は視野に入るところだ。
19歳にしてA代表に選出されたイタリア期待のストライカーだけに、出場機会のないクラブで時間を過ごすのはイタリアサッカー界にとっても損失になる。冬の移籍市場で母国に戻る時、それは首都のローマになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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