大接戦のJ1優勝争いは予想を裏切る傾向あり? 娯楽性を追求する横浜FMに“ドラマの予感”

目指すサッカーを変えたら「誰も信用してくれなくなる」

 ポステコグルー監督は、改めて言い切る。

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「私は監督に就任した初日に目指すサッカーを伝えた。そこを変えたら、誰も信用してくれなくなる」

 残り3試合で60得点は、総得点2位の川崎フロンターレに6点差をつけてのトップ。一方37失点のほうはリーグ8位で、降格圏に沈む松本山雅FCより多い。勝ち点1差で首位のFC東京は、44得点(7位)・24失点(2位)だから、チームカラーは好対照をなすし、残り試合の対戦相手を見れば横浜FMのほうが圧倒的に厳しい。

 だが片方にバランスが傾いた場合のマッチレースは、大方の予想を裏切る結末になりがちだ。最終節は横浜FMのホーム・日産スタジアムでのFC東京との直接対決。このままの展開で迎えれば、追う側の破壊力と勢いがモノを言うかもしれない。

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加部 究

かべ・きわむ/1958年生まれ。大学卒業後、スポーツ新聞社に勤めるが86年メキシコW杯を観戦するために3年で退社。その後フリーランスのスポーツライターに転身し、W杯は7回現地取材した。育成年代にも造詣が深く、多くの指導者と親交が深い。指導者、選手ら約150人にロングインタビューを実施。長男は元Jリーガーの加部未蘭。最近選手主体のボトムアップ方式で部活に取り組む堀越高校サッカー部のノンフィクション『毎日の部活が高校生活一番の宝物』(竹書房)を上梓。『日本サッカー戦記~青銅の時代から新世紀へ』『サッカー通訳戦記』『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』(いずれもカンゼン)、『大和魂のモダンサッカー』『サッカー移民』(ともに双葉社)、『祝祭』(小学館文庫)など著書多数。

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