皇后杯決勝進出のINAC澤が、華麗なキャリアの終止符へ優勝宣言 「みんなで笑顔で終わりたい」

声を少し震わせながらも力強く優勝を誓う

 今季限りで現役引退を表明しているINAC神戸レオネッサの日本代表MF澤穂希は23日、皇后杯準決勝ベガルタ仙台レディース戦で先発フル出場。2-0で勝利し、チームの決勝戦進出に貢献した。自身のラストタイトル獲得に大きく前進したレジェンドは、皇后杯優勝で華やかなキャリアを締めくくることを誓った。

 INACの中盤で攻守に奮闘した澤は、試合終了のホイッスルを聞くと笑顔を見せた。2011年W杯ドイツ大会でなでしこジャパンの優勝に貢献し、FIFA年間最優秀選手にも選出されるなど、日本サッカー界を牽引してきたレジェンドは試合後、ヒロインとしてスタジアムでインタビューを受けた。

「今日は絶対に勝って、決勝に進みたいという気持ちで臨みました。本当に、最後は決勝で勝って有終の美を飾りたいと思います。最後はみんなで笑顔で終われたらいいかなと思います。本当にみんながたくましくて、みんなが決勝に連れて行ってくれました。応援してくれている皆さんに感謝の気持ちを込めて決勝戦も全力でプレーしたいと思います」

 感極まったのか、声を少し震わせながら、澤は同僚への感謝の気持ちを表明。ラストタイトルで、華麗なキャリアの有終の美を飾る気持ちを明らかにしていた。

 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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