英誌がプレミアリーグ考察…VARなし版「順位表」公開 被害&恩恵を受けたチームは?
VARがなければチェルシーが3位 「VARは影響を与えている」と英誌が主張
プレミアリーグでは今季からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入された。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は、第11節までにおけるVARの影響を考察し、「問題を解決するよりも引き起こしているほうが多い」と主張。VARが導入されていなかった場合の順位表を公開している。
今季からVARが導入されたプレミアリーグでは、わずかに飛び出たオフサイドやハンドのルールについての議論が止まなくなったという。そして、スタンドの観客たちは目の前で大きな四角を描いて、VARの介入を求めるジェスチャーをするようになった。
定着とともに多くの議論を呼んでいるVARだが、「フォー・フォー・トゥー」誌はその影響について考察し、これまでの順位に影響を及ぼしていることを伝えている。
最も影響を受けたチームは第11節終了時点で12位のウォルバーハンプトンで、VARの影響によって勝ち点4を失っている。また、VARの恩恵を最も受けていると言えるのが、レスター、クリスタル・パレス、サウサンプトン。現在3位のレスターはVAR導入がなければ勝ち点が20となり、4位のチェルシーと順位が入れ替わっていたことになる。現在9位のクリスタル・パレス、18位のサウサンプトンもVARの影響で勝ち点3を得ており、導入前であれば順位を下げていたことになる。
また同誌は、マンチェスター・シティもVARの影響で勝ち点2を失っており、首位リバプールとの勝ち点差は4となっていたはずで、首位争いは熾烈になっていたと主張。そして、「第11節までにおいてもVARは影響を与えている」と結論づけ、シーズン終了後の順位表がどうなるのかと懸念している。
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